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2014年 08月 24日

荒木経惟「往生写集」

c0155474_23131714.jpgアラーキーの「往生写集」(2014年4月刊 平凡社)は、心にしみる写真集だ。

今年の4月22日から6月29日まで豊田市美術館で開催された「荒木経惟 往生写集」展にあわせて出版された写真集で、アラーキーの第1回太陽賞受賞作「さっちん」、陽子さんとの新婚旅行「センチメンタルな旅」、なくなったあとに出した「冬の旅」、愛猫の死を撮った「チロ愛死」、電通時代に地下鉄の乗客を撮った「地下鉄」 や「銀座」などの作品から、昨年の「8月」「去年の戦後」「道路」、そして「東の空」と、50におよぶ新旧の作品300点が並ぶ。

アラーキーが繰り返し語っていた言葉を思い起こす。

写真を撮るというのは瞬間を止めることなの。
アタシの言葉でいうと息を止めるというか、仮死状態にすること。
それをプリントで見せる時に生き返らせるわけ。
だから生と死や彼岸と此岸とか、この道を行ったり来たりして、
よろよろしながら日記をつけるように撮っている感じなんだね。

ことに、壊れたレンズで撮った「8月」、花の中に少女の人形をおいて撮った「堕楽園」・・いやいや、挙げ出すと全部イイ、になっちゃうな。

けさ、久しぶりに近くの公園を散歩。アオサギが獰猛な顔をして、あちこちを眺めていた。
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空景(1990)、センチメンタルな旅(1971)、愛のバルコニー(1982-2011)、Aノ楽園(1998)、チロ愛死(2010)、冬の旅(1991)、センチメンタルな旅・春の旅(2010)、空景(1989-1990)、堕楽園(2011)、PARADISE(Pは左右反転が正式表記。2014)、さっちん(1964)、アラーキーのニッポン(仮、2005-2013)、新潟エレジー(1988)、裔像(1978)、センチメンタルな京都の夜(1972/2014)、東京夏物語(2005)、銀座(1965-1967)、 地下鉄'72(1972)、8月(2013)、去年の戦後(2013)、道路(2013)、東ノ空(2014)
メランコリックな旅 浜田優
荒木の地獄 マリオ・ペルニオーラ
Aと私たちみんなの秘密 藤野可織

by sustena | 2014-08-24 22:48 | 読んだ本のこと | Comments(6)
Commented at 2014-08-24 23:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sustena at 2014-08-25 00:30
あっ、めざとーい。修正したところだったのにィ。
Commented by kabu360 at 2014-08-25 17:27
好い写真集のようですね~1冊ポチしましょうかね(^_^;)
Commented by jmiin at 2014-08-26 21:42
アラーキー好きな写真家の一人です。

この人の写真はどこかに「死」が見え隠れしていると思っています。
その刹那感に心を惹かれますね。
Commented by sustena at 2014-08-26 22:58
kabuさん、この写真集は、アラーキーを知るのにいいと思います!
Commented by sustena at 2014-08-26 23:03
jmiinさんもアラーキーがお好きなんですよね。この人の写真は、空をただ撮っているだけだって、ひっそりした「死」を感じますよね。裸の写真だって。まぁ、エロスは半分死んだようなところもありますけど。


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