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2014年 08月 06日

天然のかき氷

所要で日光に行き、天然氷のかき氷を食べてきた。

天然氷のかき氷は銀座だと1000円以上はする。ここで食べたのは(00円也。

天然氷といっても、ただ自然に凍ったものなんでしょ、と思うとさにあらず。つくるには実に手間がかかるらしい。
食べに入ったお店で写真と解説が出ていたので、それをもとに紹介しよう。

日光の天然氷は、山の陰の、日中でも陽が差さない人工池で作られるんだそうだ。池の大きさはタテ15m、ヨコ30m、深さ0.5mだそうだから、市営の乳児用プールといったところか。

まずは、冬場。池に水を張る前の準備段階として、入念に土づくりをする。そこに水を張るのだが、ようよう寒くなって氷が張り始めても、中途半端な寒さでは水っぽい氷になってしまう。そこでそんな日は、水面をゆらして氷ができないようにして、寒波がくる日を待つ。ただし、あまりにも急速に凍っても、細かい氷が集まったようになってしまってよろしくないらしい。ベストは、マイナス7~8℃ぐらいなんだって。透き通ったキレイな氷になるように何度も作り直すらしい。

毎朝、氷の表面を箒で掃き清め、雪がのっていたら( 雪の温度で氷が溶けてしまわないように雪かきをしする。そして、氷が一定の厚さになったらカッターで切り出し、氷室に保管するんだそうだ。

こうして、手間ひまかけてできた天然氷を削ってつくったかき氷は、ふんわり柔らかくてまるで綿あめみたい(大げさすぎ)、口の中でさーっと溶ける。こんなにてんこもりのようだけど、ほんとにふんわりしてるので量はさほどでもない。そして食べ進んでもちっともアタマがいたくならないのだ。

頼んだのはとちおとめのシロップ(というよりジャムだね)おいしかった!

ちなみに、看板にあった「4代目徳次郎」というのは、この店の店主の氷屋の徳次郎さん。天然氷の製造事業者は、昭和初期に日光に10軒あったそうだけど、今では3軒に減ってしまい、日光の食文化を絶やさないようにということで、3代目が高齢で引退したあとを継いだのだそうだ。

入口に、この徳次郎さんと仲間たちの天然氷をつくるドキュメンタリー、「日光の歴史的食文化を継承する仲間たちの写真展」が古民家GALLERY 魅智舎MICHISHAで8/31まで開催中とのチラシが置いてあったよ。
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ところで帰り道、日光宇都宮道路の途中で
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徳次郎 さくら
Tokujiro SAkura

↑ 出口
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というインターチェンジの案内を見てギョッ。氷製造の店主の名前がインターチェンジになってるー???? 実は徳次郎はまちの名前なんだそうだ。隣にあった「さくら」は新しくできたまちの名前で、もとは「氏家」だったそうな。

もし寅次郎とさくらだったら「男はつらいよ」になっちゃうよね。

いずれにせよ、あまりにタイミングよく、しかもかわったインターの名前だったので、ちょっとオドロイタのだった。

by sustena | 2014-08-06 23:44 | 食べ物 | Comments(2)
Commented by iwamoto at 2014-08-07 08:01 x
こちらでは、秩父の天然氷が有名です。
かき氷って、氷の性能と、刃の性能の響宴ですよね。
わーい、立秋だ!
Commented by sustena at 2014-08-07 22:00
立秋とは名ばかり・・・。ひたすら暑いです。
氷室で活躍する天然氷ですが、どれくらい現役で役に立っているんでしょうか?


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