2014年 05月 06日

「バルテュス展 Balthus: A Retrospective」

c0155474_1434326.jpg東京都美術館で開催中のバルテュス展に出かける。
バルテュス(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)というと、ちょっと煽情的なポーズで椅子の上でまどろむ少女などの絵が有名で、大学時代の知人のO君などは、その画集を毎晩舐めるように眺めてたっけ。

画集では何度も観たことがあるけれども、実物を間近で見たことがなかったので、とっても楽しみだった。

今回の展覧会では11歳のとき、猫との出会いと別れをストーリー仕立てで描いて詩人リルケに絶賛された、絵本『ミツ』、20歳の頃の風景画やピエロ・デッラ・フランチェスカを模写したものなどの初期の作品から、1934年センセーショナルな話題を呼んだパリでの個展に出品した《キャシーの化粧》をはじめ、《美しい日々》、《夢見るテレーズ》、《鏡の中のアリス》といった代表作、晩年の節子夫人をモデルに浮世絵の影響を思わせる《 朱色の机と日本の女 》など46点の油彩画と、素描51点、そして愛用品や紀信撮影のポートレートetc が集められている。スイスの「グラン・シャレ」のアトリエの一部を原寸で再現したコーナーもある。

光の質感を表現するマチエールを追い求めた作家だということが伝わってくる美術展だった。

東京都美術館は久しぶり。椅子がカラフルだったなー。
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by sustena | 2014-05-06 17:41 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by iwamoto at 2014-05-06 17:49 x
奥様、美しいですよね。
Commented by sustena at 2014-05-07 23:38
iwamotoさん、節子さんは今もとても雰囲気のある方ですね。「朱色の机と日本の女」の肌の色は、ぞくっとくる質感でしたー。


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