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2014年 04月 25日

張照堂の写真展へ

台湾の写真家・張照堂の2つの写真展を観た。

張照堂は1943年 台北板橋生まれ。中学時代にお兄さんからAires Automat 120機を借り、写真に関心をもつ。高校時代には写真部に入り、鄭桑渓の指導のもと、さまざまなアングルでのイメージの捉え方やモチーフの選び方etcを修得。その後、シュールレアリズムとモダニズムから大きな影響を受ける。彼の作風は、ドキュメンタリー的なものからコンセプチュアルかつモダンな作品まで幅広い。1999年には台湾の「国家文芸賞」を2011年には「行政文化賞」を受賞するなど、高い評価を得ている作家だ。

さて、今回観たのは、ひとつは新宿御苑のPlace M で開催されていた”その前&その後”と題された写真展。文字通り夢の中を歩いているようなカラーの「夢遊ー遠行前 The Sleepwalking Before]と、モノクロの「台湾-核災後 Taiwan-And then Nuclear Disaster」。ぞわぞわ~っ、としてしまったなぁ。不安がヒタヒタと迫ってくるけど、絵は実にクール。
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新中野のギャラリー冬青で開催中の写真展は「少年心影 Images of Youth(1959-1961)」。こちらは、15-16歳のごく初期の作品。道端や川や海岸にたたずむ少年や労働者たちが、俯瞰や、下から見上げるようなアングルなど、さまざまに切り取られている。ナイーブでちょっと寂しそうで、でも相手をじっと見つめているような写真に、惹きつけられずにはおられない。モノクロ28点。

もうひとつ六本木でも「身体と風景1962-1985」という写真展が明日まで開催中なんだけど、これはちょっと行く時間がないなぁ。

新中野のこのあたりは初めて歩いた。
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by sustena | 2014-04-25 14:21 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by ken_kisaragi at 2014-04-26 10:30 x
プレイスMでしか見てないけど、張照堂は良かったですね。
とくにカラーの壁面には痺れました。
近作はモダニズムを感じる写真が多いものの、土着的な体質を根深く持っている写真家ですね。
今年見た写真展の中でも屈指!
・・・
寺田寅彦の多くの著作がKindle iphoneで無料で読める事も手伝って最近ハマっていますw
Commented by sustena at 2014-04-27 21:39
土着的な体質って言葉が実にストンときました。ごろんと投げ出された頭部とか手が、ヒタヒタっと心の奥底に忍び寄ってくる感じだったなー。
私はまだガラケーですが、ネットの青空文庫でいろいろ読めるのは助かってます。


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