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2013年 12月 21日

「山口晃展 画業ほぼ総覧-お絵描きから現在まで」

先日知人に誘われて、多々良沼畔にある群馬県立館林美術館で開催中の「山口晃展 画業ほぼ総覧-お絵描きから現在まで」を見てきた。

今回の企画展も楽しみだったのだが、「自然と人間」をテーマにした同美術館の建築そのものも気持ちいい。

とくに近現代の彫刻のコレクション展示がすばらしかった!
フランソワ・ポンポンの「シロクマ」は大理石、合金・ブロンズの素材によって雰囲気が違う(関係ないけど、館林のぽんぽこタヌキを連想させるからと、同氏のコレクションをしたってウワサに聞いたけど、ホントかなー)。他にほろほろ鳥やヒグマ、牝豚、雉鳩。いずれも小品なんだけど、動物の存在感が際立ってる。イサムノグチのブロンズ板を組み合わせたリスはどの角度から見てもリスで楽しいし、ポテロの馬は、やっぱりポテロのようにふっくらしてるのだった。ウサギが象の上を跳びはねてるバリー・フラナガンの「仔象」には見とれちゃう。

ところでなぜ、館林で山口晃の展覧会が開催されたかというと、山口さんは幼い頃に群馬に引っ越し、高校卒業までを過ごしたからなんだって。今回も、子どもの頃のお絵描きや高校時代の卒業アルバムの表紙、文芸部の作品などが展示してあった。

大学に入って早くから日本の古典的な絵画と今が同居する境地を歩んできたんだなぁ。とくに1990年作(山口サンは1969年生まれ)の「洞穴の頼朝」や頼朝になった「自画像」じつに興味深いのだった。1993ねんの十字軍では、もう馬がオートバイになったり、首だけの木馬だったり。

軽妙洒脱な批評性のある落書き風のものも楽しいし、三浦しをんの「風が強く吹いている」とか、五木寛之の「親鸞」など書籍や小説の挿絵、CDジャケットやCM原画は今回初めて見たなぁ。

日本橋三越のリニュアルオープンのときの「百貨店圖」や、最近エルメスで発表した「Tokio山水」(2012)なども。

でもでも、洛中洛外図みたいに、すみずみまで観察して楽しめる大きな絵を50㎝ぐらい離れて見ると、もう私の視力ではハッキリみえなくて悲しい・・・・。
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by sustena | 2013-12-21 00:12 | Art/Museum | Comments(0)


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