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2013年 12月 09日

モローとルオー -聖なるものの継承と変容-

c0155474_23314124.jpgパナソニック 汐留ミュージアムで開催中の「モローとルオー-聖なるものの継承と変容-」という写真展の招待券をだいぶ前にもらっていて、10日でオシマイというので、昨日慌てて見てきた。

フランス象徴主義を代表するギュスターヴ・モローは、サロメの「出現」などのいかにも象徴主義といった絵が有名で、大昔、フランスのモロー美術館に出かけたときに、あまりに同じような絵がごちゃまんとあるので、ちょっとゲンナリしたんだけど、今回の展覧会で、ジョルジュ・ルオーの師匠で、彼に、マティエールや色彩、内的ヴィジョンを描くことの重要性を熱心に指導してたことを初めて知って大いに見直しちゃった。また、モローの色を大胆に重ねて、まるで抽象画のような色だけで表現した「油彩下絵」もとっても興味深かった。

また、ルオーの初期の国立美術学校時代の歴史画や裸体などの作品は、ダヴィンチやゴヤやいろんなタイプの絵を吸収しようとしていて、私がイメージするルオーとはずいぶん違っていたなぁ。その若きルオーの油彩画を、師匠のモローがまねたデッサンもあってちょっとビックリ。そのあとのモローがルオーに宛てた書簡などを見ても、若い弟子のことが気になって仕方がないことがうかがえる(なんと、もっと手紙をよこせとか、ルオーのスペルミスというか言葉の使い方の誤りをも取り沙汰してるんである)。こんなふうに発見がいっぱいで、思わぬ収穫。

モロー29点、ルオー35点の油彩画とデッサン、往復書簡も含めて約70が展示されていた。
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by sustena | 2013-12-09 23:32 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by iwamoto at 2013-12-10 07:17 x
この記事だけでも、大変参考になりました。
Commented by sustena at 2013-12-10 21:20
本当はもっとちゃんと紹介しようと思ってたんですが、結局いつものように、概要をなぞるだけになっちゃいましたm(_ _)m


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