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2013年 09月 07日

九月花形歌舞伎『陰陽師』

c0155474_16514216.jpg歌舞伎座で九月花形歌舞伎を見た。新開場記念の新作歌舞伎「陰陽師」である。発売当日チケットをとろうとしたけど、ろくな席しか残っていなくて(発売即完売の人気ぶりだった)、毀誉褒貶の激しい新作だからいいやーとあきらめてたのだが、関係者用に確保してあった席が放出されたのか、意外や先日、前から4列目のセンター席がポコッと空いてたのを見つけてゲットしたのである。

ご存知、夢枕貘の原作である。(ワタシは岡野玲子のマンガが好き)

魑魅魍魎が跋扈する平安の都が舞台。ある夜、陰陽師の安倍晴明は、源博雅とともに百鬼夜行に遇い、その中にいた美しい姫に目が釘付けになる。それは、20年前に討伐された平将門の娘、滝夜叉姫だった。晴明が博雅やかつて将門を討った俵藤太とともに、都に起こる怪事件のナゾを探っていくうち、大きな陰謀に気付く。なんと将門の遺灰を盗み出し、朝廷の転覆を企む者がいたのだ・・・。

透明でカゲのある貴公子然とした晴明と、ちょっとトッポイけど明るくて性格のいい博雅、ひたすら美しくて純な心を持った滝夜叉姫、アゲハと一緒に登場するネクラの蘆屋道満・・と、登場人物の性格付けはめちゃシンプルでマンガ的、闇夜に登場する魑魅魍魎や平将門の首や、死者を食らうところなどちょっとエグくて、いかにも劇画的なんだけど、歌舞伎的な仕掛けがいっぱいあって、時系列でたんたんと話が進むのではなくて、20年前にさかのぼると・・・と時間の遡行もあったりして、存外楽しめた。

何より、各キャラがぴったりで楽しかった。海老蔵は声がこもるのがちょっと聞きにくかったけど。團蔵が気品のあるいい役だったのはちょっとびっくり。今回も福太郎が、滝夜叉姫の幼い頃で登場。いい子役だよねぇ。

新開場記念 新作歌舞伎「新作 陰陽師──滝夜叉姫」

  第一幕 都大路
      「晴明、百鬼夜行に遇いしこと」より
  第三幕 貴船山中
      「将門復活。最後の戦いと大団円」まで
  
安倍晴明・・・・・・染五郎
平将門・・・・・・海老蔵
興世王・・・・・・愛之助
桔梗の前・・・・・・七之助
賀茂保憲・・・・・・亀三郎
平維時・・・・・・亀 寿
大蛇の精・・・・・・新 悟
蘆屋道満・・・・・・亀 蔵
平貞盛・・・・・・市 蔵
雲居寺浄蔵・・・・・・権十郎
小野好古・・・・・・團 蔵
源博雅・・・・・・勘九郎
俵藤太・・・・・・松 緑
滝夜叉姫・・・・・・菊之助
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by sustena | 2013-09-07 11:43 | Theatre/Cinema | Comments(2)
Commented by Lucian at 2013-09-08 22:01 x
年季の入った坊やですね。
Commented by sustena at 2013-09-08 23:15
あっ、式神さま♪っと思ってぱちり。以前も同じようなのを撮ったことがあるんですけど、このコがダンゼンかわいいです。


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