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2013年 08月 18日

CHANEL Pygmalion Days 福田悠一郎さん

土曜夜、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、若手アーティストを支援する「CHANEL Pygmalion Days」があった。1月に聴いた福田悠一郎さんのヴァイオリンがすてきだったので、再度応募、当選したのだ(ラッキー)。

曲目は
<プロコフィエフ>
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 作品80
<モシュコフスキー>
2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 ト短調 作品71

ピアノ伴奏は、福田さんを小さいときから知っているという大須賀恵理さん。

1曲目は、1918年にロシア革命後の混乱を避けて母国を去ったプロコフィエフが、スターリン統治下のソ連に戻った1938年から1946年にかけて作曲したもの。創作活動が制限され、自身も健康状態がいまいちだったらしくて、けっこうクラーイ、ムズカシイ曲だけど、第4楽章などはとても美しい旋律。

第1楽章の終わりは「墓場に吹く風」のように演奏せよとプロコフィエフの指示があるらしい。その旋律が第4楽章でも出てきて、第1楽章から第3楽章までを、こう構成したかーと、なんかストンと腑に落ちた感じ。

福田さんは前回見たときとはなんだか雰囲気が違ってて、第2楽章の冒頭など客席をにらみつけるようなこわーい顔をして弾いていた。でも、2曲目が始まる前に挨拶したときのまだ慣れない、子どもっぽい雰囲気(息子と同じぐらい)は、最初見たときと同じで、とくにアンコール曲のタイスの「瞑想曲」で、めいっぱい感情移入して弾いているところは、ああ、前回のひとだーと思ったのだった。曲によって、すごく雰囲気が違うのが、いかにもソリストであります。

2曲目のモシュコフスキーは、福田さんと小さいときから顔見知りという橋本彩子さんとのヴァイオリンの共演。もちろん役割が違うということもあるけれども、福田さんの音のふっくらとしたつややかさ、のびやかさが際立ってた。

それと全曲を通して大須賀さんのピアノが絶品。
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by sustena | 2013-08-18 20:53 | Comments(0)


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