2013年 07月 04日
歌舞伎座が新開場を記念して、東劇で、第4期歌舞伎座時代の名優たちの映像を紹介する「シネマ歌舞伎クラシック」を上演中だ。 にわか歌舞伎ファンの私は、歌右衛門や十七世の勘三郎、先代の仁左衛門などの作品はほとんど見ていない。なので、まずは、1600円とちょっと高いけど大好きな世話物の「髪結新三」を見にでかけた。 1981年5月の歌舞伎座。今からもう30年以上前なのね・・・。 配役は 髪結新三:中村勘三郎(十七世) 手代忠七:尾上梅幸(七世) 白子屋お熊:中村芝翫(七世) 下剃勝奴:中村勘九郎(十八世 中村勘三郎) 家主長兵衛:市村羽左衛門(十七世) 弥太五郎源七:片岡仁左衛門(十三世) 先になくなった十八世 中村勘三郎の若いこと(涙)。口跡は、十七世とそっくりだったんだなぁ。(新三と長兵衛のやりとりをじっと見てる目がめちゃ真剣なのも印象的) 先代の仁左衛門のひょろっと背が高くて、どこかまどろっこしい喋りが楽しい。それを十七世の勘三郎がまねるシーンのおかしいこと。芝翫は美しいし、梅幸の品、羽左衛門の長兵衛が新三を手玉にとるところがなんとも呼吸がすばらしい。 髪結新三は2011年秋に、菊五郎の新三で見てるけど、それと比べると、やっぱり時代がかってる感じ。テンポがちょっと違うんだと思うけど、ことに端役の人たちの調子が、ちょっと間延びしてるように感じるのは、やはり30年もたって、すべてのものがスビードアップしてるからなのかしらん。
by sustena
| 2013-07-04 22:46
| Theatre/Cinema
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