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2013年 06月 18日

「ウルの牡山羊」シガリット・ランダウ展

c0155474_146144.jpg銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで、イスラエル出身の女性アーティスト、シガリット・ランダウの「ウルの牡山羊」展が開催されている。

どこかで聞いた名前だなぁと思っていたら、2011年の横浜トリエンナーレで死海の塩を結晶化させた彫刻を出したひとだった。

今回は2つのインスタレーション。
ひとつは、「Out in the Thicket 茂みの中へ」。4台のプロジェクターがオリーブの収穫の様子を映し出すのだが(イスラエル南部のネゲブ砂漠にあるオリーブ園で撮影されたのだそう)、機械で幹をぐいっとはさんで猛烈に振動させて実をバラバラと落っことすのである。あんなに揺さぶるのか! 見ているこちらまでゆさゆさ、ブルブル震えが伝わってくるよう。実際の機械も展示されていた。
今年の春小豆島に行ったときに、オリーブオイルのあまりの値段にどうしてこんなに高いのかと聞いたら、小豆島ではひとつずつ手摘みをしているから!と自慢していたが、たしかに効率はまったく違うよね。一種暴力的な光景なのだった。

もうひとつは「Behold the Fire and the Wood 火と薪はあります(2013年)」。50年代イスラエルの典型的な台所と居間を再現したものだが、昔のトースターや冷蔵庫、食器棚や調味料を置いてノスタルジーを感じさせるようなものではない。丸焦げのコンロとタイマーが仕込まれ椅子の座面がつながっていて、そこから4人の女性のおしゃべりが聞こえてくる。居間には、テレビと刺繍、家族の写真が飾られ、そこにいない人たちの歴史がひそかに漂ってくるみたい。
台所から居間の裏手へと抜ける重たい扉の向こうの壁に記された日記には、ユートピアを夢見てキブツに入植してきた若者の期待と幻滅の落差の大きさが潜んでた。

「ウルの牡山羊」のタイトルは、旧約聖書で息子イサクを神に捧げようとしたアブラハムの逸話から。
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シャネルはもう秋冬の装い。くそ暑いのに~。

by sustena | 2013-06-18 20:39 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by higphotos at 2013-06-19 12:53
ごごごご、ご無沙汰です。

余裕ナシナシで休業状態でしたが、ぼちぼちと開店しました。
またよろしくお願いしますね。

お写真は十八番の銀座スナップでしょうか。
相変わらず羨ましい。

話変わって、GRはどうされましたか。
私はボンビーなんでGRは無理ですが、安くなったGR-D4が気になって気になって。
おそらくGR最後のミニミニセンサーで(GR-Dのパンフォーカスが好きです)しかも35,000円程度。
GR-D2もまだまだ現役なんで迷い何処です。
Commented by sustena at 2013-06-20 22:03
higphotosさん、少しは一段落つきましたかー? GRはおそらくワタシは中途半端なボケ写真を量産すると思うんですよー。それとマクロ1㎝の便利さは捨てがたくて。そうなると、GXRで28㎜というのとかわらなくなって(もち小さいし、AFもはやいとは思うけど)、というわけで欲望をおさえてます。2と3はまだ現役だから、4というわけにもいかないし。


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