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2013年 06月 03日

高野和明『ジェノサイド』

c0155474_14525735.jpg息子が図書館で1000人待ちしてようやく順番がまわってきたのに、忙しくて読むひまがなくてモッタイナイからかわりに読んで、というので読んだのが、高野和明の『ジェノサイド』(角川書店 2011年3月刊)

文春の「このミステリーがすごい!」の1位だったそうだが、ハッキリ言って、できはいまいち以下のような・・・

アメリカ大統領にひとつの情報が届く。アフリカのコンゴで、進化した人類が誕生したというのである。インターネットの暗号で重要な複素数を瞬時に解いてしまうような知性を持っていて、いまの人類が絶滅してしまう可能性があるというのだ。

そこで、新人類と人類学者を抹殺する特殊部隊が結成される。傭兵、ジョナサン・"ホーク"・イェーガーは、難病の肺胞上皮細胞硬化症に冒された息子ジャスティンの治療費を稼ぐためその一員となり、ウォーレン・ギャレット、スコット・マイヤーズ、そして日本人傭兵のミキヒコ・カシワバラとともに、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入する。

一方、 創薬化学の研究室で有機合成を専攻する大学院生・古賀研人のもとに、死んだ父の誠治から不可解なメールが届く。ウイルス学者だった父がはじめた研究を引き継いでほしいというのだ。それはいったいどんな研究なのか?

この2つの筋がどう交わることになるのか・・?
SFで味付けされた、大味のハリウッド映画のような展開で、590ページもの分量があるものの、それほどダレずに読めはする。しかし、人物設定が大いに疑問なこと、またなぜわざわざこんな作戦を展開しなきゃならないのか、説得力がないなー。それと、お勉強しました感が強すぎることなど、気になる点が多すぎて、なんだかストーリーに入りこめないのでありました。少年兵たちの殺戮シーンもえぐすぎ・・・。志は多少買える部分もあるけれど、粗っぽいのでした。

いちおう最後まで読んだけどね。

写真はエレベーターホールで出会った顔。
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by sustena | 2013-06-03 22:32 | Comments(6)
Commented at 2013-06-03 23:21
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Cakeater at 2013-06-04 09:18 x
記事と写真がぴったりあってますねえ。lololol
「このミス」はミステリパラダイスの留守番モデとしてはあるまじきことなんだと思いますが、まったく評価してません。ミステリパラダイスのレギュラーメンバーには「このミス」作品は好評だったのですが、いまいち舌にあわないです。最近は、このミスと腰巻で読むだけで手に取らないくらいです。高野作品ではグレイブ・ディッカーを読んだだけですけど。うん味はわかった。濃厚ですな、十分すぎるくらい。口直しに上田早夕里さんの「ショコラティエの勲章」(ハルキ文庫2011年)でも読もうっと。。。lololol.

Commented by esiko1837 at 2013-06-04 20:52
この本が1000人待ちでしたか。
私は、やっと「ソロモン」のⅢが回ってきましたです。
昨夜から読み始めました。

今回の顔はレベルが高いですね。
私だったら、気が付きません。
Commented by sustena at 2013-06-04 22:10
Pくん、いまだにこんな顔を発見しております・・。
Commented by sustena at 2013-06-04 22:11
Cakeaterさん、「むーん・・・」って顔をしてるでしょ?私は、このミスの海外物はそれほど肌合いが合わない感じはしないんですけど、日本モノはちょっと・・・デス。
Commented by sustena at 2013-06-04 22:12
esikoさん、ウラヤマシイ・・・・。筋を覚えているうちに順番がまわってくるのを祈るのみです。


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