いつもココロに?マーク

sustena.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 02月 03日

塀の中のジュリアス・シーザー

c0155474_956458.pngタヴィアーニ 兄弟の「塀の中のジュリアス・シーザー」(原題 CESARE DEVE MORIRE 2012年 イタリア 76分) を見た。

ローマ郊外にあるレビッビア刑務所では、年に一度囚人たちによる演劇実習が行われ、一般にも公開されている。今回の演目が「ジュリアス・シーザー」と決まり、オーディションが行われる。自分の名前、誕生日、出生地、父親の名前を、国境で愛する妻と別れを告げながら言う場面と、強制的に言わせられる場面との2通りで演じ分けるのだ。こうしてシーザーには麻薬売買で刑期17年のアルクーリ、キャシアスには終身刑のレーガ、ブルータスには、組織犯罪で刑期14年6ヶ月のストリアーノ・・・と次々に配役が決まっていく。
囚人たちは監房で、廊下で、遊戯場で、台詞を諳んじ、稽古に夢中になる。それぞれの過去や性格などが劇とオーバーラップし、現実と虚構の境が次第にアイマイになり、やがて刑務所そのものがローマ帝国に変貌していく……。

ということで、実にワタシ好みのはずだったのだけど、いかんせん、それぞれの囚人のバックグランドがいまいちよくわからないし、ジュリアス・シーザーの戯曲はよく知ってるものの、その部分部分の台詞が単発的に出てきても、いまいち芝居の世界に入り込めないのだった。

とはいえ囚人たちの演技は秀逸。ブルータス役のサルヴァトーレ・ストリアーノは、刑務所での演劇研修によって俳優に転進したんだって。今回の映画のブルータスをひきうけるため、かつて収監されていたレビッビア刑務所に数週間、役者として戻ったとか。
c0155474_2322358.jpg


by sustena | 2013-02-03 23:02 | Theatre/Cinema | Comments(0)


<< 「アルバート氏の人生」      「ライフ・オブ・パイ-トラと漂... >>