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2013年 01月 05日

佐伯 泰英『惜櫟荘だより』

c0155474_22531515.jpg佐伯泰英さんの『惜櫟荘(せきれきそう)だより』(岩波書店 2012年6月20日刊)を読む。

惜櫟荘は、熱海の伊豆山に近い海岸べりの高台に、1941年に岩波茂雄が建築家・吉田五十八に依頼して建てられた別荘。偶然にも著者の仕事場の隣に位置していた。岩波がそこを手放すと聞いて、後世に残すために完全修復をしようと決意し、吉田の愛弟子の建築家・板垣元彬と、三十数年この別荘を手入れしてきた水澤工務店の手を借り、解体・修復工事に乗り出す。

このエッセイは、惜櫟荘との出会いから、惜櫟荘がどのように蘇ったかを記録する一方で、著者の若き日の想い出を記したもの。

この本で初めて知ったのだが、佐伯泰英さんは日本大学芸術学部映画学科卒業後、東宝系テレビドラマの撮影助手などを経て、1970年にスペインに渡り、闘牛の取材を続けるかたわら、写真家として活躍した人なのであった。時代小説に転じるのは1999年のこと。そして「時代小説文庫書下ろし作家」の道を選び成功を収める。出版した本は百八十余冊、部数は累計4千万部を数えるという!
若き日のエピソードの中でたびたび登場するのが堀田善衛と永川玲二である。「言葉の政治学」永川が、こんなに無頼な飲んべえとは知らなかったなぁ。堀田夫人の話なども実に興味深かった。

それにしても、個人で修復保存しようとは、なんとまぁ思い切ったこと。このあとどのように保存していくかを悩み中とのことだった。

文豪お手植えの/仕事場探し/鮑と文庫/ティオ・玲二/五十八の原図/惜櫟荘解体/作家と教師/逗子のライオン/四寸の秘密/詩人と彫刻家/上棟式の贈り物/五十八の灯り/ベトナムへの旅/ホイアンの十六夜/一間の雨戸/画家グスタボ・イソエ/翌檜の門/書の話/児玉清さんと惜櫟荘/呼鈴と家具/自然の庭/遅い夏休み/修復落成式(一)/修復落成式(二)/松の話

2010年5月号~2012年4月号「図書」に連載。

近くの公園に散歩に行くと、凧が木にひっかかっていた。息子が小さいときはお正月になると遊んだものだけれど。
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弁天さまにお供えが。
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ゴイサギがじっと池を眺めてる。
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シラサギのフォルムは好き。
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このところカワセミによく出会う。本日はボート小屋近くにいた。同じ個体かどうかはサッパリわからない。
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by sustena | 2013-01-05 15:11 | 読んだ本のこと | Comments(2)
Commented by Cakeater at 2013-01-05 20:33 x
今日、7日からの仕事初めの準備で長い散歩を善福寺川緑地でしてたんですが、凧揚げをしてたのは、母親と息子の組み合わせがほとんど、ひょっとすると父親は仕事なのかなあと思いましたが土曜日ですものね。
子どもはすぐに息が上がって、糸を持って走り回ってるのは母ばっかり。lolololol 和田掘のカワセミはカメラマンともどもいませんでした。かわりに半分凍った池の面で枝が固定されているので、氷際までヒヨドリが留まっていたのが初体験。青鷺は首を羽につっこんで寝ておりました。善福寺池の鳥たちみたいに元気があればよかったのに、下流のものどもは若さが不足してますねえ。lolololol
Commented by sustena at 2013-01-06 21:20
Cakeaterさん、けさは全面結氷とはいかなかったのですが、かなり凍っていて、わずかに凍ってないところに鳥たちが集まっていました。
そうそう、最近ウソがいるらしいんですけど、私は木彫りのウソしか見たことがなくて、ちっとも探せないでいます。


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