2012年 11月 28日

エルメス・エディター 「影の色」 杉本博司展

ブランドものにはとんと興味がない私だけど、エルメスの140センチぐらいの大判のスカーフだけは好きである。10年に一度くらい、会社の仕事とは別に、ひょんなことから浮いた金が入ったときに、エイヤッと買うぐらいのものだけど、むぅー、私が首にかけてても、モトが貧弱だから、スカーフのほうがかわいそうである。

それはさておき、会社への行き帰りにはいつも銀座のメゾンエルメスのところを通るので、同ビルの8階のフォーラムで気に入ったアート展があるとフラフラ覗きにいく。

今回は、ポスターの色にみほれて出かけた。
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アーティストの杉本博司さんがエルメスの限定スカーフのカレのために、赤、黄、緑、青など波長の異なる光が繊細なグラデーションで移り変わっていく様子をポラロイドで捉えた光のスペクトルを、シルクのスカーフに再現したもの。「影の色」というのは、杉本さんのアトリエに差し込んだ光を、オベリスクに似たプリズムに通して壁に映し出すプロジェクトの呼称という。
直島のベネッセハウスにある杉本さんの海と空をわかつモノクロのプリントをカラーにしたような、そんな印象。

エルメスのジェネラル・アーティスティック・ディレクターであるピエール=アレクシィ・デュマがさまざまなグラデーションのポラロイドの中から20枚を選び出し、20パターン×7枚の限定エディションとして制作したカレが、ポラロイドとともにホールに並んでいる。最近はインクジェットの大型プリンターのようなものでシルク印刷するんだねぇ。

エルメスがアーティストと組んでカレを制作するプロジェクト「エルメス・エディター」がスタートしたのは、2008年のジョセフ・アルバースの生前の作品をモチーフにした「正方形へのオマージュ」が最初。その後、2010年のダニエル・ビュレンヌによる「カレ:思い出のアルバム」についで今回が3回目なんだって(ちなみにカレ1枚は7000ユーロもするんだってー!!!!!!)

ところで、けさメゾンエルメスのビルに新宮晋さんの「宇宙に捧ぐ」がふたたび設置されていた。大震災のあとしばらくして取り外されていて、寂しかったのだ。
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X-E1+18-55mm

by sustena | 2012-11-28 23:03 | Art/Museum | Comments(0)


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