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2012年 09月 19日

『亀治郎の肖像』

c0155474_21301349.jpg亀治郎(もう四代目猿之助になっちゃったけど)の舞台写真を集めた『亀治郎の肖像』(文化出版局2012/05/06 刊)を眺める。
30×22cmの大判で、本文275ページ、厚さ3.4cmもあってなかなか持ち重りがする。

「義経千本桜」の源九郎狐や宙乗りの場面、「お夏狂乱」の物狂いの女形、「加賀見山再岩藤」の亡霊のすごみ、「身替座禅」の滑稽、「天竺徳兵衛」の大ガマに乗った姿、「藤娘」の舞いなど、ここ5年間の亀治郎の歌舞伎の舞台の数々、「じゃじゃ馬馴らし」、「その妹」、「雨」など俳優としてのポートレートがあって、おお、これは観たなぁ・・と思い返しながら楽しんだ。

デジタル処理による連続合成写真が効果的で、そうそうこんなふうに動いたんだったと思い出されて、単なるキレイキレイな舞台写真でなくて、舞台の臨場感が伝わってくるよう。

撮影を担当したのは齋藤芳弘さん。

あとがきを読んで驚いた。齋藤さんはもともと広告のアートディレクターで、写真を始めたのは「料理ブックの出版にあたり、依頼した写真家との折り合いがつかず、自ら撮影をしなくてはならない状況に追い込まれたのがきっかけ」という!

えー、いくらセンスがあるとはいえ、いきなり料理写真??
しかも手がけた本がいずれも、料理本のアカデミー賞といわれる「グルマン・アワード」に輝いたんだそうだ。(うち一冊はパリの三つ星シェフ「ギィ・マルタン」の料理写真集ですぞ)

「亀治郎の会」のプログラムやポスター、などのデザインを担当することになり、舞台を観るうちに撮りたい、撮らねば!と舞台撮影になだれ込んで行ったそうなのである。

4-5ページ目に出てくる、おしろいの粉が舞っている写真が好きだなぁ。でもでも9800円もするので、図書館から借りたのだった。
c0155474_21295832.jpg


写真は、退院の日に地元の仲間が届けてくれた花。

by sustena | 2012-09-19 21:31 | 読んだ本のこと | Comments(5)
Commented by Cakeater at 2012-09-20 18:51 x
儀丸短の料理本って、あの牛丼100杯以上の値段の本ですよね。へたするとGRD4が手に入る値段だなあ。世界限定3000部。総重量21トン、売り切れたのだろうか。斉藤さんが本棚にしまってるのかなあ。
Commented by sustena at 2012-09-20 21:37
こういう料理本って、いったいどんな点が評価されるんでしょうね。「ギィ・マルタン」のを撮ったってことだけで、もう受賞モンなんでしょうが。
Commented by esiko1837 at 2012-09-21 20:04
襲名披露公演のポスター写真は、福山さんが撮ったそうですね。
そういえば福山さんは何かのCMでもカメラを持ってやってました。

このお花の写真、お見舞いに貰ったのですよね。
とっても雰囲気良く撮れていると思います。
優しい感じ。
Commented by esiko1837 at 2012-09-21 20:09
サステナさん、「亀治郎の肖像」で検索したら
朝日新聞のフォートギャラリにありました。
写真がたくさんあって、全部拡大で見られますよ。
Commented by sustena at 2012-09-22 22:29
esikoさん、そうなんです。襲名披露公演の幕も福山さんがプレゼントしてました。お花は、まだ元気です。香りがすごく強烈で、生命力イッパイという感じ。


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