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2012年 05月 28日

5月文楽公演 第2部/勘十郎の阿古屋が最高!

c0155474_23281711.jpg先日、国立劇場小劇場で、文楽を見た。
演目は「傾城反魂香・土佐将監閑居の段」「艶容女舞衣・酒屋の段」「壇浦兜軍記・阿古屋琴責の段」。

傾城反魂香は住大夫の又平のセリフがおもしろかったし、酒屋の段では、「今ごろは半七つあん、どこにどうしてござらうぞ・・・」 のお園のモノローグ場面、簑助の人形にはいつも吸いよせられてしまうんだけど、この2つの印象もどこへやら、圧巻で迫ってきたのが、最後の「阿古屋琴責の段」の勘十郎の阿古屋だった。

ストーリーはというと───
源頼朝の暗殺を企てた平家の武将・景清の行方を追うため、恋人の遊女阿古屋が詮議されることになった。知らぬ存ぜぬ、拷問も怖くはないと言い放つ阿古屋に、源氏の智将・畠山重忠は拷問の代わりに琴、三味線、胡弓を弾くよう命じる。嘘を押し隠して弾くと楽器の音色が狂うとみてのものだ。

順に楽器を弾いていくだけの話ではあるんだけど、寛太郎が弾くそれぞれの楽器にあわせて、ほんとに人形が心をこめて弾いていると思わせる演技で、すばらしいのなんのって。客席はもう拍手大喝采である。
この場面は、主遣いだけでなく、左手と足の遣い手も黒衣ではなく顔を出す。(左遣いは吉田一輔、足遣いは勘次郎だと思う)

歌舞伎では実際に弾かなければならないので、女形にとって難しく、去年(?)玉三郎が演じたのが、たしか歌右衛門以来だったそうな。

この日、赤川次郎さんが客席にいらした。文楽の補助金削減を唱えた大阪の橋下知事の見識のなさを批判した4月12日付けの朝日新聞の投書を思い出した。

この日のような演目を見たら、文楽に興味のない人だって、その技術のたしかさ、おもしろさに驚嘆するに違いない。
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by sustena | 2012-05-28 00:17 | Theatre/Cinema | Comments(2)
Commented by Lucian at 2012-05-30 20:17 x
カルミアの花ですね。
金平糖みたいな蕾、パラソルのような花びら。
ツツジ科カルミア属。
Commented by sustena at 2012-05-30 23:57
これ、ほんとにヘンテコな花ですよね。金平糖というのがぴったりです。全部咲いたらさらにドハデ。いったいいつごろから登場したんでしょう。最初はアジサイの変種か、と思ったほどでした。


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