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2012年 04月 24日

四月花形歌舞伎「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」夜の部

c0155474_2254965.jpg先日、新橋演舞場で「仮名手本忠臣蔵」を観る。昼も夜も観たかったけど、4月は忙しかったし、ほかにも歌舞伎を見たので、どっちかを選ぶとなると、やっぱり亀治郎の出番の長い方である。

夜の部は、五段目の山崎街道鉄砲渡しの場から、討ち入りまで。亀治郎はこの冒頭、5・6段目の勘平役である。最高だった!

勘平が仇討ちに加わる資金を調達するためにおかるが身を売ることを決意。そのお金をもって家路を急ぐ与市兵衛だったが斧定九郎に斬り殺されてしまう。その定九郎を、猪をねらった勘平が誤って撃ち殺してしまい、懐にあった五十両を持ち帰る。

いつまで経っても戻らない与市兵衛を心配するおかると母おかや。そこへ、おかるを引き取りに一文字屋お才と源六がやってくる。おっとさんが戻るまで・・と言ってるところへ勘平が戻り、自分が撃ったのは与市兵衛だと早合点してしまう。そのそわそわしたそぶりを不審に思ったおかやが、勘平を攻める。ちょうどそこへやってきた塩冶浪人の千崎や不破数右衛門に、後ろ暗い金で仲間入りはならぬと言われ、勘平は申し開きをしながら自害する。しかし与市兵衛の死因は刀傷だった。勘平の疑いは晴れ、仇討ちの連判状に血判を押して息絶える。

もうこれまで何回この場面をみただろう。ストーリーは細部までよく知っているのに、泣けちゃうのである。
亀治郎が人を撃ったことを知り慌てる足つき。懐の金に気づき、やましさを感じながらも、こけつまろびつ走り出すところ。
そして、もしや自分が撃ったのは与市兵衛では、と疑念を抱いてからの目の落ち着かないさま・・・・。
軽みがありながらも、どんどん窮地に追い込まれてどうにもならなくなるところが、実にリアルに伝わるのだった。

七段目の祇園一力茶屋では、福助がおかる、おかるの兄の寺岡平右衛門は松緑。松緑は実直でイイんだけど、妹と兄というよりも、姉とやんちゃな弟って感じだったよ。

最後の討ち入りは、亀鶴がカッコイイ!

五段目  山崎街道鉄砲渡しの場
     同 二つ玉の場
六段目  与市兵衛内勘平腹切の場
七段目  祇園一力茶屋の場
十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場

【五・六段目】
            早野勘平  亀治郎
            斧定九郎  獅 童
          不破数右衛門  亀三郎
           千崎弥五郎  亀 寿
          百姓与市兵衛  寿 猿
            判人源六  薪 車
          一文字屋お才  亀 鶴
            母おかや  竹三郎
           女房おかる  福 助

【七段目】
          大星由良之助  染五郎
          寺岡平右衛門  松 緑
           千崎弥五郎  亀 寿
           竹森喜多八  萬太郎
           矢間重太郎  巳之助
            大星力弥  児太郎
           仲居おつる  歌 江
            鷺坂伴内  猿 弥
            斧九太夫  錦 吾
           遊女おかる  福 助

【十一段目】
          大星由良之助  染五郎
            大星力弥  児太郎
          小汐田又之丞  廣太郎
          木村岡右衛門  廣 松
            大鷲文吾  宗之助
           竹森喜多八  萬太郎
           小林平八郎  亀 鶴
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by sustena | 2012-04-24 23:20 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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