2011年 12月 17日
12月といえば、昔はよくテレビで忠臣蔵がかかったもので、師走気分にひたろうと、真山青果作「元禄忠臣蔵」がかかってる国立劇場に出かけた。仮名手本忠臣蔵の様式美とは違って、近代的な心理ドラマがじっくり描かれた作品で、今や人間国宝となった吉右衛門が内蔵助と綱豊の2役で出るので、いさんで出かけたのだった。 五幕十二場。名場面がずらっと並んでいる。 《江戸城の刃傷》 第一幕 江戸城内松の御廊下 第二幕 田村右京太夫屋敷大書院 同 小書院 《御浜御殿綱豊卿》 第一幕 御浜御殿松の茶屋 第二幕 御浜御殿綱豊卿御座の間 同 入側お廊下 同 元の御座の間 同 御能舞台の背面 《大石最後の一日》 細川屋敷下の間 同 詰番詰所 同 大書院 同 元の詰番詰所 梅玉の浅野内匠頭は、品がよくておっとりしてて、この人が短気を起こして刃傷に及んだわけ?という気がしないでもなかったが、風格はサスガなのでありました。歌六の多門伝八郎がいい味で、歌昇の片岡源五右衛門の横顔にウットリ。 第2幕は、のちに六代将軍家宣となる名君・徳川綱豊と、浪士の一人富森助右衛門との緊迫感のある丁々発止がすばらしく、第3幕の芝雀のおみのの万感の思いに滂沱。吉右衛門の最後の花道の引っ込みの存在感は圧倒的だったよー。 配役は以下の通り。 キャラクターのくろごちゃんが盛んに愛嬌を振りまいていました。
by sustena
| 2011-12-17 22:21
| Theatre/Cinema
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Comments(4)
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jmiin at 2011-12-19 05:20
なんでもゆるキャラ化すりゃぁイイ、ってもんじゃぁ無いと思うのですが.....
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higphotos at 2011-12-20 16:18
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sustena at 2011-12-20 22:58
jmiinさん,このクロゴちゃんはかわいらしかったけど、お姉さんに手をひいてもちってたから、視界が十分じゃないのかも。
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sustena at 2011-12-20 23:00
higphotosさん、芝居を見ている間だけはゆっくりしてましたー。トコロデ札幌出張だったのですが、higphotosさんの写真が目に焼きついていて、ついでにちょっと遠征してきました。寒かったけど、ヨカッタなぁ。
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