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2011年 08月 01日

シス・カンパニー公演『ベッジ・パードン』

c0155474_2140922.jpg三谷幸喜生誕50周年というわけで、今年は「三谷幸喜大感謝祭」と銘打って、演劇・テレビ・小説・映画の各ジャンルで計7本の新作を手がけるというタフぶりを発揮している三谷で、なんだかなりゆきで、「ろくでなし啄木」「国民の映画」に続いて、世田谷パブリックシアターで「ベッジ・パードン」を上演していて(もう終わっちゃった)、3週間ぐらい前に見てきた。

これは明治33年(1900年)に文部省第1回給費留学生として、ロンドンへ旅立った夏目漱石を主人公に、彼の日記にたびたび登場した<ベッジ・パードン>という女中が、いったいどんな女性だったのか。定説では日本と西洋文明の違いを痛感しイギリスで憂鬱のムシに囚われた漱石だけど、どんな生活を送ったのか、三谷が想像の翼を広げた喜劇。
「ベッジ・パードン」とは、その女中の“I beg your pardon?"というフレーズが、ロンドン下流階層のキツイ訛りのコックニーで“ベッジ・パードン”と聞こえたことから漱石が名づけたものらしい。

今回の見どころは3つ。
ひとつは野村萬斎が現代劇を演じること。2つ目は、深津絵里の演技。そして3つ目は浅野和之の早変わり。犬も含めて11人を演じ分けたんだっけなぁ。
(もちろん、ひとによっては、東北弁コンプレックスの持ち主だが英語はペラペラの下宿人を演じた大泉洋を゛楽しみにしていた人もいるだろうし、ヘンリー6世であの純真でウブな王を演じた浦井健治が、ベッジ・パードンのちょい悪兄さんを演じたそのギャップにクスリと思ったかもしれない)

野村萬斎といえば、ギリシャ悲劇のオイディプス王や、シェイクスピアのマクベスで、あまりにナルシーじゃない?って感じの演技が鼻についたんだけど、今回はイギリスってキライ、英語も苦手、英国人がみんな同じ顔に見える・・ってオロオロする漱石(金之助)コミカルな演技に、軽みがあってよかったなー。

そしてビックリしたのが深津絵里。軽妙でコミカルな演技がこんなに似合うなんて! 嬉しい誤算でありました。

浅野和之は、期待にたがわず、別人に扮するたびに客席は拍手喝采である。達者なひとだよねぇ。

作・演出/三谷幸喜
出演 野村萬斎/深津絵里/大泉 洋/浦井健治/浅野和之
美術/種田 陽平
照明/服部 基
音響/井上 正弘
衣裳デザイン/伊藤 佐智子
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by sustena | 2011-08-01 22:05 | Theatre/Cinema | Comments(6)
Commented by jmiin at 2011-08-02 05:20
不思議な植物ですね。
これは花? それとも葉?

そして、妙な立体感と言うか、ボケ具合は、どんなレンズなのですか?
Commented by higphotos at 2011-08-02 13:37
おぉ、カラフルです。
こういうの撮るのは楽しいですよね。
街撮りスナップはやっぱり楽しい。
Commented by sustena at 2011-08-02 22:33
jmiinさん、このカラフルなのは最近のケイトウだと思います。昔のトサカみたいなケイトウだけじゃなくて、こんなに色とりどりなのがはやってるんですねー。レンズはたぶん60㎜マクロだったと思います。
Commented by sustena at 2011-08-02 22:35
higphotosさん、こんなふうにカラフルだと,ついフラフラきちゃいます。珍しいものを見るとすぐ撮りたくなるんですけど、あちこちで見かけるので、なーんだ、それほど珍しくもないのか・・と花の流行には驚くばかり。そういえば、カシワデアジサイ(ヒヤシンスのお化けみたいなの)も急に増えたような気がします。
Commented by Elizabeth at 2011-08-05 03:22 x
私もようやく、震災後、落ち着いて?この芝居鑑賞できました。一応、大学では卒論が漱石だったんだけど・・・こういう切り口もありかいな?と思いながら、浅野さんのうまさに脱帽しながら、いつもと違う野村萬斎を
楽しんでおりました。深津恵理の役も、マイフェアレデイのオードリーを
彷彿とさせるような、<最後まで花売りのイライザだったけど>会心の出来だと思いますよ。
Commented by sustena at 2011-08-07 21:54
Elizabethさんはこちらに戻ってらっしゃるのですか?こんどぜひ観に行きましょう! そういえば、劇で流れていた「ラブリー」の曲が何日かずっとまとわりついて困りました。


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