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2011年 05月 22日

歌舞伎2つ

c0155474_1726345.jpg5月は歌舞伎を二度見に行った。
ひとつは新橋演舞場での吉右衛門と福助の籠釣瓶。今回は、発端の戸田川原お清殺しの場より大詰の立花屋大屋根捕物の場までの通し狂言。発端が描かれたことで、単に田舎の大店の佐野次郎左衛門が花魁に一目ぼれして、振られたことをうらんで刃傷に及んだというだけでなく、ホントは佐野次郎左衛門って冷静沈着なひとなのね、とか、妖刀の魔力のオソロシサなどもしみじみわかる。とくに印象深いのは、やはり愛想づかしの場面。八ツ橋のせつなさと、でも言いながらどんどん佐野次郎左衛門のことをののしる自分への情けなさがよく出ていて、泣けたなぁ。見初めのシーンでニターッとするところは、ちょっと毒婦っぽかった。もっと華やかでひたすら美しいと最高だったのに。

彌十郎の釣鐘権八はホンに憎らしい。八ツ橋の愛人役の梅玉は単なるヒモでなくて色気があってすてき。

一、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
               佐野次郎左衛門  吉右衛門
                 八ツ橋  福 助
              立花屋おきつ  魁 春
                  九重  芝 雀
                下男治六  歌 昇
                盲の文次  錦之助
                  七越  高麗蔵
                腹太弥七  松 江
               禿山の松蔵  種太郎
             初菊/娘お千代  壱太郎
              赤目の卯左吉  種之助
               土竜の石松  米 吉
                  お清  歌 江
               絹商人丈助  桂 三
              絹商人丹兵衛  由次郎
                釣鐘権八  彌十郎
                都築武助  歌 六
              佐野次郎兵衛  段四郎
              立花屋長兵衛  東 蔵
           高松安之進妻おとし  秀太郎
               繁山栄之丞  梅 玉
               立花屋お駒  芝 翫


二、あやめ浴衣(あやめゆかた)
                 若い女  芝 雀
                 若い男  錦之助
                 若い男  歌 昇


もうひとつは明治座の花形歌舞伎で、こちらは三遊亭円朝の怪談噺を元にした「怪談牡丹燈籠」と、勘太郎の下駄のタップダンスが最高だった「高坏(たかつき)」。牡丹燈籠は七之助がよかったよー。市村萬次郎のお米もはまり役であります。上村 吉弥のお国 はちょっとふけすぎで貫禄ありすぎな感じ。

【牡丹燈籠】

伴蔵/萩原新三郎  市川 染五郎
お峰/お露  中村 七之助
宮野辺源次郎  中村 亀  鶴
お国  上村 吉  弥
酌婦お絹  澤村 宗之助
女中お竹/酌婦お梅  坂東 新  悟
馬子久蔵  片岡 亀  蔵
飯島平左衛門  市川 門之助
乳母お米  市村 萬次郎
船頭/三遊亭円朝  中村 勘太郎

【高坏】

次郎冠者  中村 勘太郎
高足売  中村 亀  鶴
太郎冠者  澤村 宗之助
大名某  片岡 亀  蔵

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by sustena | 2011-05-22 17:41 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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