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2011年 04月 10日

心にしみた詩

昨日、地域の仲間とやっているラジオの公開放送で、詩を書いているメンバーが谷川俊太郎の「さようなら」という詩を朗読してくれた。
(ほんとはこんなふうに全文を記すのは著作権法的にはイケナイことだけどご紹介)


さようなら


   ぼくもういかなきゃなんない
   すぐいかなきゃなんない
   どこへいくのかわからないけど
   さくらなみきのしたをとおって
   おおどおりをしんごうでわたって
   いつもながめてるやまをめじるしに
   ひとりでいかなきゃなんない
   どうしてなのかしらないけど
   おかあさんごめんなさい
   おとうさんにやさしくしてあげて
   ぼくすききらいいわずになんでもたべる
   ほんもいまよりたくさんよむとおもう
   よるになったらほしをみる
   ひるはいろんなひととはなしをする
   そしてきっといちばんすきなものをみつける
   みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
   だからとおくにいてもさびしくないよ
   ぼくもういかなきゃなんない

                   詩集「はだか」1998年所収

ごく最近お母さまをなくされて、この詩をしみじみと読んだということだった。
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by sustena | 2011-04-10 10:22 | つれづれ | Comments(4)
Commented by esiko1837 at 2011-04-11 09:58
桜の花にぴったりの、命の意味を問うような詩だと思いました。
はかなくて美しくて大切な・・よく言えませんが、みんなこういう思いはあると思います。
Commented by Cakeater at 2011-04-11 20:30 x
んー。この詩、命の意味や、死別とは別の解釈してたんで、そうも読めるのかと、当惑しつつ驚いています。まあ、こどもの言葉は多義で、大人の言葉の一義性より豊な意味をもつので、こどものことばでかいたと、谷川俊太郎は言ってたから、そういう解釈(よみ)も詩の内にあるんでしょうね。
Commented by sustena at 2011-04-11 23:24
esikoさん、私はこのなかの
   そしてきっといちばんすきなものをみつける
   みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
の2行にハッとしました。
Commented by sustena at 2011-04-11 23:29
Cakeaterさん、今回のテーマは「わかる詩わからない詩」というテーマでした。一見ひらたい言葉で綴られたこの詩はいかようにも解釈できて、読むたびに違う発見があること。いい詩の条件は、嫉妬したくなる詩、声にだして読みたくなる詩、何度でもおりに触れて読んでみたい詩、いろんな気持ちが投影できる詩って話とともに紹介されたものでした。。


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