2011年 03月 24日
きょうトイレで若いコが二人、大きな声でしゃべっていた。 「水道からも放射性物質が検出されたね」 「ヤバイよね」 「野菜を洗った方がいいか、そのまま食べたほうがいいか、悩んじゃうよね」 「ミネラルウォーター買おうと思ったら売ってないしー」 「でも、赤ちゃんがいるお母さんだったら、きっとパニックだよね」 「その点、私たちは子どもがいないから心配がいらない!よかったね!お互い、子どもがいなくて」 「ほんと、何ごとも前向きに生きなきゃ」 「前向きだよね♪ ふたりとも」 なんだか、すごい展開なのだった。 さて、水道水は、今のところは大人は飲んでも問題ない値とはいえるけど、あと何日かで収束すればいいけれど、このあとどんなことが考えられるんだろう? そもそも、報道でも、レントゲンやCTスキャンと、年間の許容量と、いろんな話をごっちゃにしてる感じがして、こういう???状態のときは、わかりやすく解説してる専門家の話を調べてみるのがいい。で、あちこちのサイトをチェックしてみた。備忘録をかねて、以下リンクしておく。 シノドス・ジャーナルの八代嘉美さんの放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」 東大の早野龍五教授のtwitter 東京大学医学部附属病院放射線科の中川恵一さんの2011年3月15-19日現在の状況を踏まえた「福島原発の放射線事故の事故に関する解説」 同じく、チーム中川のtwitter 「市民のための環境学ガイド」の安井至先生のサイト。一般人はリスクがゼロを求めすぎると手厳しい。 元毎日新聞記者の科学ジャーナリストの松永和紀さんのブログ。放射線量は自分で計算しよう!と呼びかけている。 中部大学の武田邦彦教授(専門は資源材料工学)は、上に挙げた専門家とはゼンゼン違う観点から原発問題については積極的に発言してる(もっとも専門は資源工学のはず・・)。素人の琴線にふれるトークが巧みなひとで、ときとしてミスリーディングな前提で論を立てることがあるので注意が肝心なんだけど、妙に説得力がある部分もある。どこまでが傾聴に値するかを見極めつつ読むことが大切。 (追記) 内科医のNATROMさんのブログ「NATROMの日記」に、武田邦彦さんのどこからトンデモになるのかの、うまい解説あり。あわせて参照を。 (追記2) 先日書き忘れたので追加しておくと、菊池誠さんのkikulogも参考になります。 たんたんと数字に語らせるのは、日野でガイガーカウンタで放射線量を計測している「ナチュラル研究所 ガイガーカウンタ」の石川宏さん とまぁ、いろいろあったけれど、いちばん楽しかったのは、うんち・おならで例えた動画であった。 (ちょっと楽観的?) Nuclear Boy うんち・おならで例える原発解説
by sustena
| 2011-03-24 23:35
| つれづれ
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Comments(11)
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jmiin at 2011-03-25 05:47
ま、いいんじゃないですか? 前向きで......
情けないけど.......
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それ、「前」じゃないと思うけど・・・。
個人的には、まあ、ほんとに危ないレベルになれば、各国大使館員や外資企業幹部が逃げ出し、(飛行機利用を控えた911のときみたいに)こっそり政府関係者は、某知事も含め、いろいろ理由をつけて外遊、西日本視察に出るだろうから、それまではニュースは気にしないことにしております。
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sustena at 2011-03-25 21:24
jmiinさん、ふだん昼休みはカメラもってフラーッとあちこち歩いていることが多く、会社の若いひととは仕事以外ではあまりしゃべったことがないので、この会話、ものすごーく新鮮でした。
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sustena at 2011-03-25 21:24
iwamotoさん、女の子たちにとっては十分前向きなんですよ、きっと。
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sustena at 2011-03-25 21:26
Cakeaterさん、きょうは鉛で閉じ込めちゃえばいいのに・・という会話が聞こえてきて、トイレで耳ダンボもなかなか楽しいのでした。
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jmiin at 2011-03-26 09:09
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iwamoto
at 2011-03-26 16:55
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sustena at 2011-03-27 00:27
だからー、lwamotoさん、若い女の子って異星人なんですってば。
natrom の日記のハイアイアイ人とバナナトキシンでの閾値のお話、実に楽しくためになりました。いかにも四月の魚。(笑い)
阿佐ヶ谷の中国料理店一家が「都合により」中国へ帰国してしまいました。こどもがわいわいしてた店なんで、あ、やっぱり。隣の高級中華料理店翠海店主曰く、私たちは大丈夫です。
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sustena at 2011-04-06 00:37
このハイアイアイ人とバナナトキシンでの閾値、オモシロイです。私の知人のエビデンス男を思い出しました。彼は、ひとをつかまえては、「コラーゲン云々というのはみんなウソだ。コラーゲンはそもそもあの形で体内に吸収されないし、普通の食物から体内で作られる量で事足りてる」「ビタミン類を含むこの世のすべてのサプリメントの有効性の証拠(データ)はただの1つもない。一方で、有害のデータは少なからずある」といった話を機関銃のようにするんです。
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