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2011年 01月 27日

マイクル・コナリー『死角-オーバールック』

c0155474_2223430.jpg「エコー・パーク」に引き続き、マイクル・コナリーの『死角-オーバールック』(THE OVERLOOK・講談社文庫 2010年12月刊)を読む。スピード感があって、読みやすくて、長津田までの取材の往復の電車の中で読み終えてしまった。

深夜、LAの展望台で男の射殺体が発見された。エコーパーク事件のあと、殺人事件特捜班に移ったボッシュに初仕事が舞い込む。しかし、セシウムをねらった国際テロリストが関与している可能性が出てきて、FBIが捜査の実権を握ってしまう。殺人犯人を追えば、セシウムも出てくるはず・・・。ボッシュは新しくパートナーを組むことになった若手に、やりすぎだと呆れられながら、例のごとく、我流で突き進む。

もともと新聞の企画モノとして書き下ろしたものを、ディテールを書き込んでペーパーバック化したそうで、事件解決までが12時間。したがって、筋もさほど錯綜しておらずシンプルで、ディテールを加えたとはいえ,圧倒的にテンポガいい。

もちろん、マイクル・コナリーだから、ただのノンストップノベルではなくて、巧みに配された伏線がきいていて、ナルホドこう展開するのか~と小気味いい。この人の短編も読んでみたくなったなぁ。

でもっとも、この主人公のハリー・ボッシュと一緒に仕事をするのは、ちょっと願い下げだなぁ。
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by sustena | 2011-01-27 22:28 | 読んだ本のこと | Comments(6)
Commented at 2011-01-28 02:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sustena at 2011-01-28 22:52
あの、Pくん、これは比較的薄いんです。登場人物も割と少ないから読みやすいし、そもそも会社から長津田はけっこう遠ーーーいのです!
Commented by Cakeater at 2011-01-30 11:30 x
うわあ偶然かなあ、Gregory Maguire のWicked (オズの魔法使いでドロシーに退治された西の魔女の生まれから消滅までの西の魔女人生物語)を読み終えて、今日から、Michael Connelly のAngel Flight です。マイケル・コーンリイと思ってたから、直ぐに気がつきませんでした。そうかコナリと発音するんですね。
Commented by sustena at 2011-01-30 22:57
邦訳は、堕天使は地獄へ飛ぶ、でしたっけ? このボッシュシリーズもクセになりますよ~。
Commented by Cakeater at 2011-02-01 18:45 x
邦訳題名のセンスの悪さは出版人のセンスなんでしょうが、うんざりしますねえ。なんでエンジェル・フライトのままにしないんでしょう?ぼくなら天使のケーブルカーとでもするのになあ。
LAで実物見て、ははは、こんなところに。。。高尾山の方がずっとすごいぞと笑って乗らなかったのを後悔してますから、最初の30頁、バリウムの後遺症でトイレの傍を離れられない上体の集中力でも情景が目に浮かぶやさしい英語です。(ま、高尾山のケーブルカーを知ってる人なら、そう難しい英語じゃあないですね。知らないとSFやファンタジイ読むみたいな想像力を駆使する英文解釈かも)。まだ30頁だから、sustenaさんがいっしょに仕事はごめんだというハリーの曲者ぶりはでてきませんが。。。
Commented by sustena at 2011-02-02 00:47
私がわかりやすい英語だなぁと思ったのは、ロアルド・ダールだけです。いまはDPreviewの英語を読むだけで、ああ頭がイタイ・・・と思ってしまいます。
ハードボイルドやミステリで、一緒に仕事をしたら楽しいかも♪と思えるひとって、案外少ないのではないかしらん??


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