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2011年 01月 20日

曽根裕 Perfect Moment

東京オペラシティ アートギャラリーで、曽根裕さんの「Perfect Moment」と題された個展をやっている。

曽根さんの作品は、これまでに2度ほど見たことがあるが、まとまった展覧会は初めてだなぁと思ったら、スペースは大きいけれど、作品の数は少ないのだった。

会場に入ってまず目につくのが、籐をバナナの木の形に組んで緑色の塗料を塗った2メートル以上もの高さの「バナナの木」が何本か。そして、ジャングルのなかに、最近彼が精力的に取り組んでいるという真っ白な大理石の彫刻が点在する。「6階建てジャングル」、「大観覧車」、「木の間の光」というタイトルのオブジェ、そして、白い戦艦のような「リトル・マンハッタン」。2010年の作品だから、エンパイアステートビルはあっても、ツインタワーはない。

大理石の彫刻はそのフォルムといい、存在感、白さや質感がすてき。もともと建築を志していたという曽根さん、人間の営為や一瞬の想いをとじこめるための素材として、大理石の彫刻を選んだのだろうか。

隣の展示室では、アジアやアメリカ西海岸を走る夜行バスの車窓から見た風景をつなぎあわせた「ナイト・バス」というビデオ作品と、彼の名前を一躍有名にした、1997年の「第4回ミュンスター彫刻プロジェクト」に出品され、「バースデイ・パーティ」(22分)の2作品の映像が映し出されている。「バースディ・パーティ」は、ミュンスターで出会ったさまざまな人たちと、いろいろな場所でハッピー・バースディを歌い、ろうそくを吹き消すシーンが延々と流れていく作品。このビデオが彫刻??? 記憶や光景といった形のないものを彫刻にするのが曽根さんのテーマなんだそーです。

作品数は少ないけれど、現代の彫刻とは?って考えるヒントになりそう。

(追伸)2階のギャラリーに展示さていた吉田夏奈さんの山々が連なるドローイングもなかなかよかったよ。
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by sustena | 2011-01-20 22:13 | Art/Museum | Comments(0)


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