2011年 01月 16日
息子が去年の秋に出た「白銀ジャック」よりはこっちのほうが面白かったというので、東野圭吾の『仮面山荘殺人事件』(徳間ノベルズ 1990年12月刊)を借りて読む。 東野圭吾の初期の本格ミステリである。 樫間高之は森崎製薬の社長、森崎伸彦の娘の朋美と結婚を予定していた。しかし、朋美は自動車事故でなくなってしまう。朋美の死を偲ぶ会が催されることになり、伸彦とその妻、息子、秘書、朋美の従姉妹の雪絵と雪絵を恋する医師、朋美の親友と高之の8人が、伸彦の別荘に集う。 その山荘に逃亡中の銀行強盗が侵入してきた。外部との連絡を断たれた8人は、脱出を試みるが、こくごとく失敗に終わる。8人の中に裏切り者がいるらしい。しかも、雪絵が何者かに殺されてしまう。朋美は事故ではなかった、雪絵の死もそれに関係するらしい・・・。いったい犯人は誰なのか? 銀行強盗が侵入してくるなんて、都合よすぎじゃない?とか、ありえない設定だしーと思うのだが、いかにもつくりものめいているのは理由があったのねと、最後のどんでん返しでナットクするんだけど、いささかやりすぎ~。それにちょっとアンフェアぎりぎりかなー。ツッコミどころはいろいろあるし、後味がいまいちな部分があるけど、それなりにつるつると読めました。
by sustena
| 2011-01-16 22:30
| 読んだ本のこと
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