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2010年 09月 19日

文楽9月公演

c0155474_2321777.jpg国立劇場小劇場9月の文楽公演第2部を観る。
演目は、「勢州阿漕浦(せいしゅうあこぎがうら)」から、阿漕浦の段、平治住家の段。「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」から石部宿屋の段・石部宿屋の段・六角堂の段・帯屋の段・道行朧の桂川。

今回のお目当ては、勢州阿漕浦の住大夫と、桂川連理柵の簑助と勘十郎。
文楽の筋は、だいたい登場人物の関係がややこしくて、実は・・・が多くて、ストーリーを頭に入れておかないとワヤになってしまうことも多いのだけれど、今回のこの二つの演目は割とわかりやすい。

勢州阿漕浦はこんな話。伊勢の阿漕浦は昔から伊勢神宮の御料地で、殺生が禁じられている。平治は母の病気を治したい一心で、病気に効くといわれる魚を捕ろうと夜網を投げる。すると、網に三種の神器の一つである「十握の剣」がかかる。折悪しく、その様子を平瓦の治郎蔵に見つけられ、争って「平治」という文字の入った笠を落としてきてしまう……。

桂川連理柵は、帯屋長右衛門とその隣にある信濃屋の娘お半は、伊勢参りの帰りにバッタリ出会い、石部の宿に泊まる。その晩、お半は丁稚の長吉に迫られると、長右衛門の部屋へ逃げ込んでくる。やむなく蒲団に隠してやったのが間違いのもと、二人は枕を交わし、わずか14歳のお半は身籠もってしまう。長右衛門の妻・お絹は、二人のことを知るが、お半から長右衛門にあてた手紙を、長吉宛のものだといってほしいと長吉に頼む。一方、帯屋のっとりをたくらむ長右衛門の継母のおとせと、おとせの息子・儀兵衛は金がなくなったと騒ぎ立て、お半とのことも曝露するが、お絹の根回しと父・繁斎の理解で長右衛門は窮地を脱する。しかし、お半の書き置きを見て桂川に身投げする決意を知った長右衛門は、お半とともに心中する。

簑助の人形は、一歩舞台に登場するや、空気がさっとかわり、14の若い女性のつろややかでしっとりした色気が漂ってきてもうウットリ。和生の繁斎は落ち着いた大きさがよかったな。
最後、道行の鶴澤寛治の太棹も心に沁みる。
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D40+60mmマクロ

by sustena | 2010-09-19 23:23 | Theatre/Cinema | Comments(0)


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