2010年 09月 06日

大西みつぐ「標準街景」

c0155474_151344100.jpg銀座Nikonサロンで大西みつぐさんの「標準街景」題した写真展をやっている。9/1 (水) ~9/14 (火)

大西さんは、1952年東京深川生まれ。74年に東京綜合写真専門学校卒業し、85年「河口の町」で第22回太陽賞受賞。93年「遠い夏」ほかで第18回木村伊兵衛写真賞受賞。「Wonderland」「遠い夏」「下町純情カメラ」「東京手帖」「デジカメ時代のスナップショット写真術」などの著書・写真集があり、今回の写真展は、「東京小夜曲」、「路上の温度計」に続くTOKYOスナップショットのシリーズ。

スナップショットの原点に帰るということで、標準レンズ1本で撮影したものという。

会場に入ると、目の高さに一列にズラッとカラフルな写真が並んで、東京の人込みにまぎれこんだかのよう。交差点で青丹なるのを町永ら、ふと目に入った風景、お祭りでわたわたしながら、前の人の肩ごしに見えた風景、ふっと横を観たときに目に映ったひとコマなど、偶然の無遠慮な視線が工作してるような感じ。

解説によれば標準レンズで街を撮ることで、「ストリートという古典的なフィールドにおいて、物理的な距離感と精神的な距離感とがどのように重なるのか、またはズレていくのかということを作者自身でもう一度確認してみたかった」とのこと。
しかも、今の時代,こういった個展でも、肖像権やら何やらに注意を払わざるをえず、都市におけるスナップショットが敬遠されがちで、そこをあえて、「万難を排してもカメラで記されていかなければならない」と、カメラを向けるのである。

選ばれた写真約60点は無造作なようでありながら、計算された流れであろう。そのうちの多くに、ケータイやデジカメで撮っている人が写っている。見る人、見られる人が都市ですれちがっていて、いまの時代の都市の姿が浮かび上がってくる。
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GRDIII

by sustena | 2010-09-06 21:48 | Art/Museum | Comments(6)
Commented by Lucian at 2010-09-06 22:17 x
大西さんの上記の写真集は何冊か持っています。
標準レンズ1本だけで撮ることで、色んなレンズに写してもらうのではない、自分のものの見方が表れてくるのかもしれませんね。
Commented by higphotos at 2010-09-07 16:23
sustenaさんの銀座スナップもとても良いですよ。
ウェイターさんとウェイトレスさんの雑談。
時を切り取るって感じがとても気に入りました。
Commented by sustena at 2010-09-07 22:54
Lucian さん、標準レンズは、私はまだ堂切り取っていいかウロウロしてます。最初に28mmで3:2の比率のもので慣れちゃッから、なんか3:2でないと落ち着かないし。
なので、今度の目標は標準レンズととことんつきあう、ということにしようと思ってるんですけど・・・。
Commented by sustena at 2010-09-07 22:56
higphotosさん、私は反射で見かけてパッと撮るけれども、あと一歩も2歩も近づいて、じっくりアングルを工夫するという志がないのですよー。
Commented by ken_kisaragi at 2010-09-07 23:30
いつも思うのはsustenaさんの28mmでの距離感! 上手いなぁ〜と。
立ち位置がいいのでしょうか?
片目の50mm、両眼の28mmなどと言いますが、
確かに二本混ぜて写真並べても違和感感じないような気が・・
気のせいでしょうか(笑)

Commented by sustena at 2010-09-08 22:28
ken_kisaragi さん、最初にGRDで28mm単焦点で撮り始めたので、50mmの距離感はゼンゼンわからないのです。デジ一用に35mm=換算50mmを買ったんですが、ちょっと大きくなるだけでなかなか持ち出さなくて、ズームだと、前に大西さんの本で見た広角端か望遠端しか使わないパターンに陥っていて、だから、思い切ってこれまでの距離感を変えていかないと、ワンパターンの写真から脱却できないのではないか、などどあれこれ反省している次第なのです。


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