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2010年 08月 22日

梅佳代「ウメップ」&ウィリアム・エグルストンの「パリ-京都」

c0155474_17395285.jpg昨日は、表参道ヒルズでやっている梅佳代写真展「ウメップ」 ~シャッターチャンス祭り in うめかよひるず~と、原美術館のウィリアウム・エグルストン展の最終日だったので、大慌てで見てきた。

「ウメップ」 は、『うめめ』『男子』『じいちゃんさま』に続く写真集の出版を記念してのもの。梅佳代が2010年に撮影した約1,500点のスナップがズラリ並んでいて(そのほかにパネルが十数点)、家族や愛犬、学生や思わずクスッとなる日常生活のシャッターチャンスが並んでる。

ビデオ映像もあった。じいちゃんさまが愛犬と寝ころがってるところ、ウメカヨのことだと思って切り抜いた新聞が全然別のムメさんのことだったり、映像もそのまんま梅佳代。
こんなあったかい雰囲気が、彼女の撮る写真にもそのままつながっていて、人生をまるごと肯定しちゃうような、ふうわりまぁるい写真になるんだろうか。

そのあとに出かけた原美術館で待っていたのは、ウィリアム・エグルストンの「パリ-京都」。エグルストンは1939年アメリカのテネシー州メンフィス生まれ。大学時代にアンリ・カルティエ=ブレッソンやウォーカー・エバンスの写真に影響を受けて写真家を志し、当初はモノクロ写真を撮っていたが、次第にカラー写真に専念。MOMAが1976年に開催したこの人の個展は、カラー写真の個展としては初めてだったそうで、カラー写真を芸術表現の域に高めた先駆者とされる。

もっかアメリカで大規模な巡回回顧展をやっていて、主だった作品はアメリカの美術館をめぐっているのだが、今回はカルティエ現代美術財団が依頼した近作を中心に、初期の作品もちょっと混ぜて組んだもの。

どの作品も、色がじわーんと、こちとらの目にしみこんでくる。
バリ、京都とそれぞれの地で撮った写真も、広告のはがれた痕とか自販機やベンチの一部など、いったいどこがパリと京都なんだ?って思うんだけど、これこそがそれぞれの都市の色彩だと、写真家が感じて切り取った断片が一定のリズム感で並んで、どんどんエグルストンの世界に導かれていく。
色だけに惹かれて撮ってもいいんだ、撮ってみたい、と思ったことだった。
c0155474_21302217.jpg
GRDIII

by sustena | 2010-08-22 21:30 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by ken_kisaragi at 2010-08-24 00:52
梅佳代さんは雑誌[フォトグラフィカ]の特集しか見てませんけど、
あったかい雰囲気と同時に、土性骨というのでしょうか、したたかな強さを感じます。
しかし、梅佳代とエグルストンとは何と面白い組み合わせ! ほんと大東京が羨ましい〜
Commented by sustena at 2010-08-24 12:43
梅佳代とエグルストン、どちらも若い人が大勢で、とくにエグルストンは、おしゃれな美大カップルって感じの人がいっぱい。梅佳代は、被写体との関係性のつくりかたなど、すっと相手のフトコロに入っちゃうんだろうなぁ、なんて思いながら見ました。


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