2010年 08月 05日

世界報道写真展2010

日曜日に゛東京都写真美術館で開催中の「世界報道写真展2010」を見てきた。ASAからチケットをもらったのである。(ここは、チケットは毎月読者に抽選で配っていて、こういう写真展は競争率が低いらしく、去年ももらえた)

さて、この世界報道写真展、今回は世界128カ国、5847人のカメラマンから、10万1960点もの作品が寄せられた。その中から選ばれたのが約200点。スボットニュース、一般ニュース、ニュースの中の人びと、日常生活、現代社会の問題、ポートレート、アート&エンターテインメント、スポーツ・フィーチャー、スポーツ・アクション、自然の部があって、単写真と組写真それぞれ1~3位まで、そして世界報道写真大賞と特別賞が選ばれる。

どれもすばらしいのはいうまでもなくて、胸をえぐられるような世界各地の紛争の写真など、と写真を前に絶句してしまう。

日本人が一人もいないのはどーしてー?ラッシュアワーに地下鉄にのる女性が、ドア口でガラス窓にペタッと顔がくっついている,東京を舞台にした写真はあったけれど。
報道での写真の位置が日本じゃそれほど高くないの? それとも、世界の関心とそもそも違うの?審査員が欧米が多いせい?

中国人は2名。カドミウムに汚染されたオレンジの単写真と、もう一人は、ニュース現場で裸で腕立て伏せをする写真家の組写真。去年の受賞作のなかでも、中国の写真家のものは、ひとくせあったなぁ。

今年、世界報道写真大賞にら選ばれたのは、2009年6月24日の夜、テヘランのビルの屋上から、、イランの現体制に抗議の言葉を叫ぶ女性の写真。通りに人影が消える夜、あちこちで呼応するように叫び声が聞こえるのだろう。画面から、夜の止みに響く声が聞こえてきそうな、窓辺のあかりが夜の止みに溶けていきそうな印象深い作品。

自然の部で1位になったのは、カワセミが水中の魚をまさにくわえたところ。第3の目といわれる瞬膜が光って、迫力。1いつもおお、かわいいと思って眺めてるカワセミ(本日は3羽もいた!)とはずいぶんちがう。

私の好きなポートレート、単写真の1位は、拒食症の青年、組写真2位の、中性的に見える思春期ンの少年少女たちも印象的。
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by sustena | 2010-08-05 22:46 | Art/Museum | Comments(6)
Commented by higphotos at 2010-08-06 12:20
あっ、ちょっと観たかったです。
昨日は目黒にいたんで、行けたのに残念。

田舎だと写真展とか、写真のイベントとかが無いので、どんどん疎遠になります。
ちゃんと調べれば、行ける時もあるんですけどねぇ。
Commented by Lucian at 2010-08-06 20:23 x
バイアスのかかったマスコミ報道の中では、自己主張が難しくなっているので、日本の写真家はモチベーションが上がらないのかもしれませんね。
Commented by sustena at 2010-08-06 22:38
higphotosさん、目黒からなら一駅だけど、行くとけっこう時間はかかるので、ついでに・・というわけには行きませんよね、なかなか。
Commented by sustena at 2010-08-06 22:41
Lucianさん、最近私は、新聞の記事よりも写真をしげしげ見てるような気がしますが、うなってしまうような写真はそんなにないなぁ。スポーツの写真などは、うまいなぁと思えるものがあるけれど。もっとも写真のうまさというよりは、テーマと主題への迫り方なんでしょうけれど。
Commented by ken_kisaragi at 2010-08-07 22:17
スグ個性が並列化してしまい、<波>というか、個性的集団として見ると力あるのですが、
おおっ!と地面がぐらぁ〜とするようなパーソナルなオリジナリティー出せても出さない!!
という奥ゆかしさ(汗)・・・を感じるな、日本は。  ( ̄~ ̄)
Commented by sustena at 2010-08-08 22:05
地面がぐらぁ〜とするようなオリジナリティ! 出会ってみたいけど、ヒヨワな私はヘナヘナになっちゃうな、みるだけで、きっと。


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