2010年 07月 26日
去年の2月に、NHKの「ようこそ先輩」で見た森山開次さんのからだの動きが忘れられなくて、世田谷パブリックシアターで「翼」と題したソロ公演があったので見てきた。 すごい! 森山さんの身体はナイフのように空気を切り裂き、しなやかに秘めやかに動く。肩胛骨は翼がはえて、ふっと空に飛んでいきそう。吸い寄せられてしまったなぁ。 ようこそ先輩で、母校の6年生たちに伝えていたのは、自分をからだで表現するということ。そのために彼が出した課題は、“自分の名前を踊る”ということだった。 『自分とはどんな人間なのか』『将来、こんな自分になりたい』───それを、からだをいっぱいに使って表現する。きれいに踊れなくたってかまわない。そこに自分がいるということ、自分のからだで、思いを相手に伝えていくということ。 森山さんのダンスは、髪の毛の先っぽまで、ぜんぶ意思が宿っているよう。手が長くって、ムダな肉がなくて、そこにいるだけで空気がひんやりふるえてたよ。 舞台のオブジェもすてきだった。最後、バッハの「主よ、人の望みの喜びを」の旋律に乗せて踊るシーンは、私はもううるうるであった。
by sustena
| 2010-07-26 16:50
| Theatre/Cinema
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