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2010年 04月 03日

芸術家たちの肖像―ロベール・ドアノー写真集

芸術家たちの肖像―ロベール・ドアノー写真集 _c0155474_18513076.jpgロベール・ドアノーが1930~70年代に撮った、モンパルナスで制作中の芸術家84人のポートレートを集めた大判の写真集が何度見てもすてき。
ユトリロや藤田嗣治、ブランクーシ、アルプ、ジャコメッティ、デュビュッフェ……、

いろいろなポーズやアングルがある。アーティストが自分の作品と並んだものなどは、ああ、作家はやはり自分と似た絵を描くんだなぁとうなってしまう。

時折撮影メモもついていて、ピカソが手の形をしたパンの前でポーズをとってくれた話を紹介しつつ、彼にはパントマイムの本質があるんだ、なんて 人物評をさらっと記す。

原書名:Doisneau Portraits d’artistes:Texte d’Antoine de Baecque(Doisneau,Atelier Robert) ドアノー,ロベール【写真・文】〈Doisneau,Atelier Robert〉 堀内 花子【訳】 岩波書店
芸術家たちの肖像―ロベール・ドアノー写真集 _c0155474_197486.jpg

近くの小学校の塀には、子どもたちの将来の夢を描いた絵が飾ってある。

by sustena | 2010-04-03 12:18 | 読んだ本のこと | Comments(2)
Commented by the845 at 2010-04-04 23:24
おいら、ドアノーが一番好きです。
労働者やパリの街並み、酒場、どれもすごく暖かくていい感じですよね。
Commented by sustena at 2010-04-05 23:17
ドアノーのようなあたたかみのあるスナップが一枚でも撮れたらなぁ!


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