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2010年 03月 19日

カフカの「変身」

c0155474_22503892.jpg先日、ル テアトル銀座で、スティーブン・バーコフ演出の、カフカの「変身」を見た。
森山未來がグレゴール・ザムザ役。芝居というより、半分ダンスで、なかなかユニークな舞台だった。

舞台中央にはシンプルな柱だけで構成されたザムザの部屋がある。

カフカの小説の出だしは、「ある朝、不安な夢から目覚めると、グレゴール・ザムザは自分がベッドのなかで大きな虫に変わっているのに気がついた」というもので、たしかザムザの一人称で話が進むのではなかったか。

この芝居では、父母と妹の家族の視点から描かれる。おぞましい虫に変身して、コミュニケーションもとれず、彼の存在を次第におぞましく、疎ましく思う家族たちが、一方でこの虫の存在でつながっている……そんな、家族の不在とディスコミュニケーションを描く、不条理な悲喜劇なのだ。視点が違うことで印象がずいぶん異なる。えっ、「変身」ってこんな小説だったかな??と何度も思ってしまった。

今回の最大の興味は、いったい、森山がどんなふうに変身するのか、あるいは、いきなり虫になっているのか、という点。何かかぶるのかなぁなどと思っていた私は、大バカ者であります。

森山は、あの細くて柔軟なカラダ,その高い身体能力のまま、虫になってしまうのだ!これだけで見る価値がある。見とれちゃったよ。

脚本・演出・美術・音楽 スティーブン・バーコフ
出演
森山未來/グレゴール・ザムザ
穂のか/妹・グレタ
福井貴一/勤務先の上司
久世星佳/母・ザムザ夫人
永島敏行/父・ザムザ氏
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芝居とはまったく関係ないけど、この花はいくらなんでも、ミッキーには見えませんよねぇ。GRDIII

by sustena | 2010-03-19 22:50 | Theatre/Cinema | Comments(4)
Commented by jmiin at 2010-03-19 23:05
この写真
なんだか意味もなく怖いです^^;

みんな僕をみています。こいつらきっと、僕の事、なんでも知って居るんです.....
Commented by sustena at 2010-03-20 09:45
jmiinさんがそんなことを言うから、わたしまで怖くなってきたじゃありませんか。
Commented by the845 at 2010-03-22 20:12
別に怖くないけど(苦笑)やっぱり、虫より花のがいいよなぁ。
よく撮れますねGRD3。
Commented by sustena at 2010-03-23 23:41
私はパンジー系はちょっと苦手です。顔がいっぱいに見えちゃうので。GRD3は時折、いい色です。あっ、私の場合、ということですけど。


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