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2010年 02月 26日

山田洋次『おとうと』

寅さんファンに誘われて山田洋次監督の「おとうと」を見てきた。

吉永小百合がしっかりものの姉、かたや笑福亭鶴瓶が飲んべえでどうしようもない弟で、問題を起こして音信不通になるが、病に倒れて二人は再会する。テレビでちらっと見る予告編で、寅さんの変形バージョンだな、ぐらいの認識しかなかったのであるが、病院にかつぎこまれるのだと思っていたら、なんとまぁ入院先は貧しいひと向けの民間のホスピスだった。身寄りがない、あるいは家族との結びつきを断ったひとの最期を看取る活動を続けてきた、東京・山谷の「きぼうのいえ」がモデルであるという。単なる家族いとしや、のじわーんとこころあたたまる話というだけではないのでありました。

美しすぎるひとは、演技が上手になっても、かなしいかな、やっぱりヘタクソに見えてしまうのは実に損なことである。脇を固めるひとたちがうまいので、比べられちゃうというのもあるかもしれない。関西弁もあんまり似合わないんだけど、でもでも吉永小百合は、予想以上にいい雰囲気。鶴瓶の笑顔もよかった。そして吉永小百合の義母役の加藤治子の最後のシーンがいいなぁ。

驚いたのは、写真しか出てこない死んだ亭主である。存在感がいちばんあったんじゃないだろうか。

たんたんとしながら、心にしみるシーンがいくつもあったよ。
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by sustena | 2010-02-26 22:10 | Theatre/Cinema | Comments(8)
Commented at 2010-02-26 22:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sustena at 2010-02-26 22:23
Pくん、このあいだ「母べえ」をチラッとテレビでみたときに、年を取ってきたら、多少はうまくなったかなぁ・・と思ったら、違ってました。たぶん声でもだいぶ損をしてると思うけど、どんなに演技派になってもきれいだという印象が先に立っちゃうから、仕方ないですよね。その点、寺島しのぶは、きれいだけど、きれいな印象が先に立つことはなく、存在感たっぷりですね。
Commented at 2010-02-27 00:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by esiko1837 at 2010-02-27 20:00
言われてみれば、吉永さんの演技を見て上手いと思ったことは私もありません。
声なんでしょうかねえ。
「おとうと」は見たくなってきました。
Commented by nuts-co at 2010-02-27 20:53 x
幸田文の「おとうと」が好きなので、それが原作だと思うと、違うだろっ、て気がするんですけどね。美人が損するってこともあるんですね。
Commented by sustena at 2010-02-27 21:27
Pくん、吉永さゆりの出ているJRの大人の休日切符の写真は旅情をそそられてしまいます。あれが寺島しのぶだったら、旅気分にはちとなりにくいかも。
Commented by sustena at 2010-02-27 21:31
esikoさん、美しいひとは、演技なんてうまくなくてもいいんですよ。いるだけで。美人は3日で飽きるって言われるけど、あれは、そーじゃない人への単なるなぐさめ言葉でですねぇ。私は、元気でいいねぇとしか言われたことがないなぁ(;o;)
Commented by sustena at 2010-02-27 21:33
幸田文の「おとうと」を思い浮かべてはいけません。ぜんぜん、別物です。関係ないけど、私は小日向文世は、いいひと風の役より、ウラのある複雑な役のほうがいいなぁ。


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