いつもココロに?マーク

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2010年 02月 20日

洛中洛外図屏風・舟木本

東京国立博物館で、岩佐又兵衛の洛中洛外図屏風が出ているから見に行こうというお誘いを受け、いそいそと出かける。
東博は、平常展だけなら600円。いま東洋館が建て替え中で閉まっていることを考えるとちと高いけれど、企画展とは違ってゆったり見ることができてうれしい。いつも通り日本美術の流れにそって進んでいくと、ようやく登場。6曲1双の屏風がケースに納められている。
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でも悲しいことに、近眼と、老眼とのダブルパンチで、おまけにこれでもかなりきれいになったということなのだが、人が小さくってよく見えない(;o;) どことなく又兵衛ふうのような気もするが、顔をくっつけるようにして見るんだけど、わからない。単眼鏡などは必須であることだなぁ・・と痛感。

さて、プレートを見ても作者不詳とあるばかりで、伝又兵衛ともなんとも書いてない。なぜかしら?? 又兵衛嫌いのひとが昔東博の評議員の一人だったからじゃないかと唱えているひとがいるけれど、まさかね。でもけっこう多くの研究者が認めていると聞いたけどなぁ。

ところで、この洛中洛外図屏風・舟木本は、滋賀の舟木家が所蔵していたことからそう呼ばれる。洛中洛外図はいっぱいあって、米沢の国宝のそれは、上杉本である。以前米沢に出張に行ったときに、やれうれしや、と米沢博物館に出かけたら、本物を展示するのは年3回ほどで、ふつーは複製を展示しているんだそうだ。「複製も本物ソックリできれいですよ」といわれたんだけど、ガッカリしてそのまま帰っちゃった。

この日はちょうどバーチャルシアターという、この屏風をぐぐーんとクローズアップして解説してくれる映像を見ることができるというので、それに申し込む。声のきれいなナビゲーターの女のひとが、これは東寺から眺めたものだ、とか、右隻に豊臣を左隻に徳川を配置しているとか、とてもきれいな声で紹介しながら、コントローラーをぐりぐり操ってクローズアップしていくんだけど、あっ、ここをもうちょっとゆっくり観たいのに・・と思う間もなく、次々と違う場所に移っていく。えーん。流麗なトーンに耳を傾けるうち、やっぱりおお、又兵衛だと思いながら、気が遠くなっちまったよ。

by sustena | 2010-02-20 12:36 | Art/Museum | Comments(0)


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