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2010年 01月 23日

歌舞伎座さよなら公演「壽初春大歌舞伎」夜の部

歌舞伎座の1月は、いつもゴージャスな顔ぶれ。私が先日観たのは夜の部で、車引と切られ与三郎がおもしろかった。

車引は、桜丸・梅王丸・松王丸の3人が揃うところが、錦絵みたい。芝翫はこれまで女形しか観たことがなかったけど、おっとりゆったりしてたし、吉右衛門の梅王丸がフガフガやる元禄見得など、勢いがあって派手でカッコよくてああ歌舞伎だよねぇと思っちゃう。この二人に幸四郎が加わって、舞台が狭いぐらい。そこに、富十郎の時平が存在感たっぷりの重しとなって、ハマってました。

道成寺は勘三郎の踊りのうまさ。以前、亀治郎の身のこなしとはまただいぶ違って、熟女の色気と愛嬌。最後の場面で登場する團十郎、この人は、存在だけで、舞台がカラリと陽性になって、天性の朗らかさだよね。

染五郎の与三郎は、最初の坊ちゃん坊ちゃんしたところから一転、切りきざまれたあとの(そこの場面はやらない)、お富と再会する場面での凄味のある影のある雰囲気がピッタリ!「しがねえ恋の情が仇、命の綱の切れたのを・・」の名セリフが、いまもリフレインしてる。福助は、木更津海岸見染の場が、ちょっと一目惚れされるような、純なところが薄くって、12月のお光のときもそうだっけど、男を取ってくう毒婦に見えちゃうところがやや損してる。でも一目惚れのシーンそのものは余韻があってよかった♪

一、春の寿
                  梅 玉
                  福 助
                  雀右衛門(休演→魁春に)

二、菅原伝授手習鑑/車引
              桜丸  芝 翫
             梅王丸  吉右衛門
             杉王丸  錦之助
           金棒引藤内  錦 吾
             松王丸  幸四郎
            藤原時平  富十郎


三、京鹿子娘道成寺/道行より押戻しまで

           白拍子花子  勘三郎
              所化  高麗蔵
               同  松 江
               同  種太郎
               同  新 悟
               同  種之助
               同  宗之助
          大館左馬五郎  團十郎

四、与話情浮名横櫛/木更津海岸見染の場・源氏店妾宅の場

          切られ与三郎  染五郎
              お富  福 助
           鳶頭金五郎  錦之助
            番頭藤八  錦 吾
             蝙蝠安  彌十郎
         和泉屋多左衛門  歌 六
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この花はもうすっかり干からびた感じになっちゃったけど、ほんとは、こんなに色っぽい花なんです。
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by sustena | 2010-01-23 12:51 | Theatre/Cinema | Comments(2)
Commented by nuts-co at 2010-01-23 21:31 x
お正月に歌舞伎座の生中継ってのを見たんですけど、染五郎の切られ与三郎は、なんだか、もうはまりすぎってくらいでしたね。お富のきっぷってものを、私は同じ女として「なるほどね」って見てました。
Commented by sustena at 2010-01-24 22:25
生中継があったんですか。染五郎は初役とのことでしたが、お父さんよりたぶんピッタリだったろうな。このひと、影のある感じが似合うよねぇ。福助のタンカなんて、なるほどの迫力です~


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