2009年 11月 06日
銀座Nikonサロンで、平松 佑介さんの「愉悦の園で」と題された展覧会をみたとき、モノクロのイメージの豊穣さが印象的だった。 これは、平松さんが2000年から2007年にかけて、京都、大阪、神戸、和歌山や、名古屋の植物園の温室で出合った植物、葉や花を撮ったもの。高い湿度の温室の中で、空気全体がもやっとにおいたつような中で、その多くの色をモノトーンに封じ込めたのだ。 でもなんとまぁ豊穣なこと。そしてエロチックなこと! 平松さんは、1978年三重県安濃町生まれ。大阪芸術大学写真学科を卒業し、定期的に作品を発表しているひと。 したの2枚は同じ花の写真だけど、カラーとモノでは印象が違うものだろうか? GRDIII
by sustena
| 2009-11-06 21:53
| Art/Museum
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Comments(10)
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jmiin at 2009-11-06 23:14
エロであるのは当然です。
花は生殖器です!
0
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at 2009-11-07 06:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
モノクロームの豊饒さというか、イメージ操作力みたいなものは、昨日、横須賀ドブ板通りを撮ってみて、しみじみと感じました。ベトナム戦争から山口百恵の時代に雑誌にあれやこれやとモノクロームで載っていたイメージはもはや欠片もなくて、浅草中野風のDobuita 通りでした。昔感じてたイメージは実は錯覚を写真家によって与えられていたのかなあとちょっぴり疑ってみたり。
カラーとモノクロームの違いは、ぼくの腕の場合は明確です。カラーだと素人趣味丸出しですけど、モノクロームだとなんか写真風アート風味が増すような錯覚いけないよく見るよろしの世界となります。
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sustena at 2009-11-07 21:12
jmiin さん、このコメントよく通りましたよねー。
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sustena at 2009-11-07 21:12
Pくん、同感。
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sustena at 2009-11-07 21:14
Cakeaterさん、モノにすると、最初からみんな写真だと思ってくれるぶん得かな?
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Lucian
at 2009-11-07 21:20
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個人的には2枚の写真は全く別物に見えます。
「モノ」は色をトーンに置き換えて見る回路が作動し始め、形とトーンだけの世界に入り込んでいきます。 「カラー」は色彩を中心に観賞してしまいます。色は強制的に感覚器官に入り込み、想像の翼を奪ってしまうような…(大袈裟ですが)。 脳とココロを活性化するのはモノのほうです。
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sustena at 2009-11-08 14:41
Lucianさんは、自分で焼いたりはなさらないんですか。焼きの技量によっても、ずいぶん印象がかわりそうですね。
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Lucian
at 2009-11-08 20:07
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モノクロをやってた時は全部自分で焼いていました。
デジタルのレタッチ並みにコントロールができると思います。 でも時間と手間がかかるし、水洗水は大量に使うし、廃液処理は環境に優しくないしでやめてしまいました。
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sustena at 2009-11-08 21:14
デジタルのレタッチも表現意図にそってちゃんとやってプリントすると、いいんじゃないかなぁと思うんですけど、とても手に負えそうにないし(せいぜい真っ暗になったのをトーンカーブを持ちあげるくらい)、ねらい通りに撮ることを主題にしてるんですけど、これまたなかなか・・・。
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