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2009年 09月 01日

『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』 

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『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』 (坂東三津五郎/著 長谷部浩/編 岩波書店 2008年07月刊)を読む。

大好きな三津五郎の、歌舞伎を観始めて二、三年になる中級者向けの歌舞伎解説本。実際の演目に即して、どんな心構えで演じているのか、どんな点がむずかしいのか、役作りの苦労や、踊りの魅力、舞台の思い出、ちょっとしたエピソードが、芸談というのではなく、となりに座りながら、ちょっと耳打ちしてくれる・・・そんな語り口で語られる。

編者の長谷部浩さんは、演劇評論家であり、東京藝術大学美術学部准教授。素人にもわかりやすく、ていねいに三津五郎の話をまとめてくれている。

ナルホド、と思える言葉がいっぱいだったが、ひとつひいておく。

荒事の禁物は、うまい。むしろまずいほうがいい。三津五郎自身はどちらかというと器用なひとなので、荒事をやるときは、技巧を封じるようにしていること。近代的な心理を入れてはダメ。荒事では、概念や思考など、そういう頭脳的なものがなければないほどよく、冬の空のようにスコンと抜けているほど、崇高さがひきたつ。

歌舞伎をせっせと見るようになってまだ1年ぐらいなので、ようやくタイトルを聞いて、あああの話かと思うぐらいなんだけれど、あれもみたい、これもみたいと思うのであった。

第1章 世話物は、二十一世紀に生き残れるか
第2章 踊りの家に生まれて
第3章 時代物の噛みごたえとその深さ
第4章 荒事と和事
第5章 鶴屋南北、泥臭い人間の言葉
第6章 通し狂言と新作の可能性
第7章 三津五郎おすすめの芝居
第8章 歌舞伎役者と芸の伝承
第9章 歌舞伎よもやま話

きょうは台風で大雨。これは夏のはじめに撮ったもの。
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by sustena | 2009-09-01 00:14 | 読んだ本のこと | Comments(8)
Commented by higphotos at 2009-09-01 15:11
おっ、鮮やかなですね。周りのボケは柔らかいし。
ピントの出方が自然で良いですね。
Commented by esiko1837 at 2009-09-01 16:17
この花は、なんて言うんでしたっけ?
先日撮ったのですが、ぜーんぜんダメでした。
Commented by Lucian at 2009-09-01 22:12 x
私が答えてもいいでしょうか? 千日紅(センニチコウ)です。
バックにいるのもそうです。花言葉は「変わらぬ愛」。
Commented by nuts-co at 2009-09-01 22:49 x
引用してある文章は、ふ~む、と考えさせられますね。こういうふうに、技巧を封じるべきことって、きっといろいろあるにちがいない。
千日紅は、ドライフラワーでしばらく楽しんだ後、この花をちょちょっと崩して植木鉢にばらまいておくと、来年、この通りの結果が得られます。
Commented by sustena at 2009-09-02 00:10
higphotosさん、コメントありがとうございます。この写真だいぶ前に撮ったままにして、そのままにしていたのを、月末だからと落ち穂廣井でアップしたのでした。ボケの具合は、なかなかいうことをきかなくて困ります。
Commented by sustena at 2009-09-02 00:11
esikoさんところではまだ咲いてるのですか?赤い色が出なくって、すぐハレーションを起こしたみたいになっちゃうのはなぜかしら・・・。
Commented by sustena at 2009-09-02 00:13
きっとLucianさんか、Nuts-coさんが教えてくださると思ってました。うれしい♪ 百日紅や千日紅があるのですね。
Commented by sustena at 2009-09-02 00:16
nuts-coさん、この話で團十郎は、あのアッケラカンと明るいところが、ドンピシャにいいんだと納得しました。ハハハと思ったのは、勘三郎と三津五郎を比較して、フジテレビとNHKといわれたことがあるという話。


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