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2009年 07月 12日

新国立劇場 「現代能楽集・鵺」

c0155474_1414327.jpg新国立劇場で、坂手洋二・作、鵜山仁・演出の 「現代能楽集・鵺」を見た。能を現代風にアレンジするシリーズは、このところ世田谷パブリックシアターでやっていて、「鵺」は2006年11月に、宮沢章夫の作・演出、上杉祥三や若松武史、中川安奈らが出演し、空港の待合室を舞台にする趣向のものを見ていたから、今度は坂手さんが、どんなホンを書くのか興味があったこと、何よりも三津五郎が出るというので、チケットをいさんで取ったでありました。

鵺は、頭はサル、体はタヌキ、尾はヘビ、手足はトラの4つが合体した怪物。声はトラツグミなんだそうだ。世阿弥の「鵺」は、僧の前に姿を現した鵺の亡霊が、源頼政に退治された昔話を語るお話。

その能の鵺を本歌取りに、鵺のようなあやしい人物が、時空を行き来する三部作のオムニバススタイルとなっていた。第1部は頼政と鵺の話を下敷きに、戦乱の夜に非業の死をとげた霊があらわれる。第2部は一転して、現代のニッポン。10年ぶりに再会した男女の会話によって、いまもかわらぬ男と女の間の深い川が浮かびあがる。第三部は、ベトナムを思わせるアジアの空港が舞台。行方不明の夫を捜しに日本からやってきた妻は、夫の部下と、現地人の若い男とともに、夫の行方を探し、水上パペットショーを見、地下鉄工事現場におりてゆく。偽装結婚や臓器売買、テロなどにかかわった夫の姿があらわれてくる……。

登場人物はいずれも4人。坂東三津五郎、田中裕子、たかお鷹、村上 淳。村上 淳は第一部ではなんとヘタクソな武者ぶりだろうとあきれちゃったけど、第3部の現地人の男が実に似合っていた。たかお鷹の声のいいことにはびっくり。第一部の頼政の威厳、第三部の夫の、廃人と化したような動きがすばらしかった。田中裕子は、あるときは、優美で消え入りそうでありながら、あるときは、般若のような凄味のある雰囲気。時空をかるがると飛ぶ女のたましいが出ていてよかったなぁ。
そして三津五郎、第三部のビジネスマンがスケベっぽくて笑っちゃったけど、さすがの存在感。セリフがすっと耳に届くのは、この人の歌舞伎、現代もの変わらぬよさであります。

いったいに坂手洋二のホンはやや理屈っぽすぎ。水を感じる舞台美術はマル。
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D40+60mmマクロ

by sustena | 2009-07-12 14:11 | Theatre/Cinema | Comments(4)
Commented at 2009-07-12 17:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Lucian at 2009-07-12 19:56 x
合焦部分の高解像感、前後のボケ味の美しさ。これだけでも持つ価値があります。
Commented by sustena at 2009-07-12 22:36
Pくん、くじけそうになってるんですけど・・・ありがとうございますm(_ _)m。
Commented by sustena at 2009-07-12 22:38
Lucianさんも、ありがとうございます。評判のいいレンズではあります。腕を磨けば・・・・。あと当分、土日に持ち歩いてどんなシーンが似合うのか研究してみます。


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