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2009年 06月 21日

歌舞伎座さよなら公演 六月大歌舞伎 昼の部

c0155474_22291747.jpg歌舞伎座で歌舞伎公演・昼の部を見る。
歌舞伎座さよなら公演と銘打って、劇場前にも あと314日なんてSEIKOのカウントダウンが出て、記念写真を撮るひとがいっぱい。

今月の昼の部は曽我兄弟の仇討ちのバリエーションのひとつの「正札附根元草摺」、贔屓筋の恋人の身請けの話がうまくいくよう、関取の濡髪長五郎が、素人相撲出身の放駒長吉にわざと負けるという「双蝶々曲輪日記」の角力場、この世で結ばれることのなかった恋人同士が、蝶の姿で舞う「蝶の道行」、そして片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候と掲げられた「女殺油地獄」。 仁左衛門の河内屋与兵衛はこれが見納めとあって、補助席もたくさん出て、満員なのだった。

双蝶々~では、吉右衛門の放駒長吉が愛嬌があって、一本気で,幸四郎との違いがよく出ていたし、染五郎のヘナヘナの若旦那ぶりがかわいい♪

でも、なんといっても今回の見どころは女殺油地獄である。先頃文楽でも通しで見て、ストーリーも頭に入っているし、人形と、生身の役者が演じるのとどう違うか?というのも興味のひとつだった。

仁左衛門のわがままで見栄っ張りで、権力には弱く、下の者には空威張り、小心なくせに、ええカッコしいで、ちょっといい男なのを自分でよーく知ってるあんちゃんぶりが実にぴったり。

なんといっても、最後の殺しのシーンがすごかった。お金を借りに、豊嶋屋に行く。泣き落としがダメとなると、お吉に色仕掛けで迫る。そのときの目つき。そして、ついにお吉を殺してしまうのだが、最初はわなわな震えているのに、次第にネズミをいたぶるように、追い詰めていくことに夢中になっていく。その狂気の表情。ぞくっとした。
      
孝太郎がちゃんと年上に見える不思議。父徳兵衛(歌六)と母おさわ(秀太郎)が豊嶋屋ではちあわせする場面はしみじみ。
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一、正札附根元草摺
           曽我五郎     松 緑
             舞鶴     魁 春


二、双蝶々曲輪日記  角力場
          濡髪長五郎     幸四郎
         山崎屋与五郎     染五郎
         平岡郷左衛門     由次郎
         三原有右衛門     桂 三
          仲居おまつ     宗之助
          仲居おすず     歌 江
          仲居おたけ     吉之丞
           茶亭金平     錦 吾
           藤屋吾妻     芝 雀
           放駒長吉     吉右衛門


三、蝶の道行
             助国     梅 玉
             小槇     福 助


四、女殺油地獄
  
         河内屋与兵衛     仁左衛門
          豊嶋屋お吉     孝太郎
         山本森右衛門     彌十郎
            娘お光     千之助
           小栗八弥     新 悟
           妹おかち     梅 枝
         刷毛の弥五郎     市 蔵
         皆朱の善兵衛     右之助
           兄太兵衛     友右衛門
           父徳兵衛     歌 六
      芸者小菊/母おさわ     秀太郎
        豊嶋屋七左衛門     梅 玉

by sustena | 2009-06-21 22:27 | Theatre/Cinema | Comments(2)
Commented by nuts-co at 2009-06-21 22:46 x
ターミネーター4のあとに女殺油地獄がならぶというのも、sustenaさんのブログならでは。セレクトショップを覗く楽しさと同じですね。歌舞伎とCG。ブロードウェイと歌舞伎座。仁座衛門とシュワちゃん。
Commented by sustena at 2009-06-22 21:37
見たのは全然違う時期だったんですけど、忘れないうちにアップしとこうと思って、こんな並びに・・・。だから、一貫性がないっていわれるんだー。


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