2009年 05月 30日

上野の森美術館『ネオテニー・ジャパン』

上野の森美術館、「ネオテニー・ジャパン」という展覧会をやっていた。これがすこぶるおもしろい!
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ネオテニー(neoteny)というのは、幼形成熟、つまり子どものまんま大人になることで(簡単にしすぎか?)、奈良美智、村上隆をはじめ、現代ニッポンのアートシーンをリードする作家たちを「ネオテニー」をキーワードに多角的に読み解いて並べたもので、精神科医・高橋龍太郎氏の1000点にも及ぶコレクションからセレクトしたものなのだという。すっごーい。

今回展示されているのは約80点。最初中に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのが、鴻池朋子さんの「惑星はしばらく雪に覆われる」と題された、輝く破片でできたオオカミ。超かっこいい♪ 

会田誠の有名な「紐育空爆之図」「大山椒魚」、山口晃の現代人のポートレートが「頼朝図像写し」にシンクロしてる「遠見の頼朝共時性」、村山留美子のコサージュやリボン、ビーズやスパンコールがギューッとつまった「愛のドレス」、名和晃平の、サイズの違う透明なビー玉を重ねてつくったトランペットや靴、ガゼルの頭、束芋の日常の狂気を描いた「にっぽんのちっちゃい台所」、秋山さやかの刺繍「あるく」シリーズ,池田学のペンでなんとこれほど細密な絵をかけるのかとひたすら驚いてしまう「興亡史」、小谷元彦のオオカミ毛皮でシルエットをつくった「Human Lesson 」、さわひらきの、台所の道具たちが、突然足が生えて歩きだすビデオ、人間が小さくなって、台所や浴槽を見物してるところに飛行機がびゅんびゅん飛んで行くビデオ作品など、不思議な余韻の作品がいっぱい。(写真で紹介できないのがとても残念)
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GRDII

by sustena | 2009-05-30 23:25 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by Lucian at 2009-06-01 21:03 x
奈良美智氏の「あおもり犬」は、さしずめneotenyの犬ということでしょうか。
Commented by sustena at 2009-06-01 23:41
あの「あおもり犬」見たいんです。ぬいぐるみのキライな知人も、奈良サンの犬のぬいぐるみだけにはハマってます。


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