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2009年 04月 23日

宮本亜門演出『三文オペラ』

シアターコクーンでやっている『三文オペラ』がなかなかいいデキである。ご存知、ブレヒトの有名な音楽劇で、で、これまでにも黒テントや、青年座、串田一美演出のものなどたびたび見たから、ストーリーは、よく知っている。どんな俳優で、どんな演出でというのが興味のポイントになる。

今回は三上博史がメッキ・メッサー。家出して、メッキと結婚しちゃうポリーに安倍なつみ。ポリーの父親、ピーチャムが、デーモン小暮閣下、ピーチャム夫人が、松田美由紀、警視総監のタイガー・ブラウンは田口トモロヲ、娼婦のジェニーが秋山菜津子という顔ぶれ。忘れてはならないのが、劇の冒頭、モリタートを歌う米良美一だ。場面の解説もやってのけ、最後のシーンでも大迫力!

音楽はクルト・ヴァイルだが、作詞は三上博史が担当したという。この詩が現代の問題意識を巧みに謳い上げていてよかった。ビーチャムの手配師ぶりも堂に入ったもの。そして秋山の歌声!久しぶりに存在感タップリの秋山を見た気がする。

関係ないけど、朝日の舞台芸術賞が中止になったんだとか。台所事情が苦しいんだろうな。
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by sustena | 2009-04-23 01:16 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by Lucian at 2009-04-23 22:59 x
紫の花のバックのボケが美しく、3Dのように浮き上がって見えます。
Commented by sustena at 2009-04-25 22:10
どれくらい絞ったらいいか、いつも迷います。まだその加減が一向に体得できません。


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