2009年 04月 23日
先日歌舞伎座で、歌舞伎座さよなら公演「四月大歌舞伎」を見た。昼の部と夜の部、どっちも選びがたかったので、一大決心をしてフンパツしたのであった。 昼の部は、伽羅先代萩。なんといっても、玉三郎の政岡と 仁左衛門の八汐の対決が見物♪ 仁左衛門は、すずやかな知将というよくやる役ではなく、御家乗っ取りを狙う悪役である。ニクニクしいんだけど、愛嬌があって、こんな役もサマになっていて二枚目の立役よりこっちが好きかもーと思っちゃった。玉三郎の政岡は、わが子の千松が八汐にギリギリと殺されていくところを、ジッと見ているその目つきだゾクッとした。 大好きな三津五郎が、ちょこっとしか出なかったのが無念。仁木弾正は妖術使いのくせに、すぐ負けちゃうなんてねーと思ったけれど、吉右衛門は実に男前で、あまり悪い奴にはみえないのであった。 通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 花水橋/竹の間/御殿/床下/対決/刃傷 花水橋 足利頼兼 橋之助 絹川谷蔵 染五郎 竹の間・御殿 乳人政岡 玉三郎 沖の井 福 助 松島 孝太郎 侍女澄の江 新 悟 栄御前 歌 六 八汐 仁左衛門 床下 仁木弾正 吉右衛門 荒獅子男之助 三津五郎 対決・刃傷 細川勝元 仁左衛門 渡辺外記左衛門 歌 六 渡辺民部 染五郎 山中鹿之助 高麗蔵 笹野才蔵 松 江 大江鬼貫 由次郎 山名宗全 彦三郎 仁木弾正 吉右衛門 一方、夜の部は、「毛谷村」「廓文章」「曽根崎心中」。 ここても仁左衛門の伊左衛門と玉三郎の夕霧という組み合わせ。伊左衛門のぼんぼんの駄々っ子ぶりがかわいい♪、玉三郎の花魁はいつもながら美しいッ。衣裳が豪華~(ため息)。アッそれと、常磐津節浄瑠璃の一巴太夫の声がココロにしみわたったなぁ。 曽根崎心中は、藤十郎の当たり役で、ポスターは若いころの写真かと思っていたらさにあらず。おや、意外に小顔に見せててしかもきれいじゃないの♪ それに藤十郎のお初の積極的なこと。肉感的で、この人がこうと決めたら、ずくずるひっぱられちゃいそうだなぁ。翫雀の徳兵衛と、二人とも太めなので、道行はコロコロ。文楽と、生身の登場する歌舞伎と、違いがきわだってとても興味深かった。 夜の部 一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち) 毛谷村 毛谷村六助 吉右衛門 お園 福 助 お幸 吉之丞 微塵弾正実は京極内匠 歌 昇 杣斧右衛門 東 蔵 二、夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋 藤屋伊左衛門 仁左衛門 扇屋夕霧 玉三郎 太鼓持豊作 巳之助 番頭清七 桂 三 阿波の大尽 由次郎 吉田屋女房おきさ 秀太郎 吉田屋喜左衛門 我 當 三、曽根崎心中(そねざきしんじゅう) 天満屋お初 藤十郎 平野屋徳兵衛 翫 雀 天満屋惣兵衛 竹三郎 田舎客儀兵衛 錦 吾 手代茂兵衛 亀 鶴 油屋九平次 橋之助 平野屋久右衛門 我 當
by sustena
| 2009-04-23 00:13
| Theatre/Cinema
|
Comments(2)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 GRDIIレッスン LX3 カメラ・レンズ・写真レッスン 看板・サイン・ポスター Theatre/Cinema/Music Art/Museum 読んだ本のこと 食べ物 旅 小さな自然 まち散歩 つれづれ 以前の記事
最新のコメント
お気に入りブログ
みてみてリンク
タグ
銀座(597)
花(373) 鳥(225) GRDII(189) ランチ(172) ショーウィンドウ(164) 顔(133) 酒肴(88) 京都(87) モノクロ(83) 公園(81) 西荻窪(76) 空(74) 工事中(57) 桜(51) 中国(48) 建築(47) 新宿(47) 夕景(44) 渋谷(41) 記事ランキング
最新のトラックバック
|
ファン申請 |
||