2009年 04月 18日

やなぎみわ「マイ・グランドマザーズ」、野町和嘉写真展「聖地巡礼」

東京都写真美術館で2つの展覧会を見てきた。
やなぎみわ「マイ・グランドマザーズ」と、野町和嘉写真展「聖地巡礼」である。
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「マイ・グランドマザーズ」は、2000年から発表しているシリーズで、若い女性が思い描く50年後の自分の姿を撮ったもの。一人一人の女性と対話しながら、どんなグランマになりたいか、どんな小物やシチュエーションで撮るかを決めていったとのこと。

下は小学6年生から上は40代、大部分は女性だけど、男性もいて、全部で27点。占い師になったり、若い男の子とアメリカをハーレーダビットソンでぶっ飛ばしたり、芸者、荒涼とした風景を眺めひとりたたずむ、現役バリバリの女社長としてテレビに出る、宮崎アニメに登場する妖精のように森の中で楽器をつまびく……etcと、実にさまざま。

とはいえ、一定のパターンもある。ことに、魔女のように生きたいという願望、わがままで元気なおばあちゃん、孤独をかみしめるグランマの3つが多かったような気がする。女性だからかな。それぞれの頭の中をのぞきこむようで興味深かった。

ワタシだったらどんな50年後を思い描くか。いや、もう50年なんて考えられないけれど、どんなふうにトシを積み重ねていけはいいかなぁ。実に悩ましいのである。

野町さんの「聖地巡礼」は、インドのガンガー、イラン、アンデスを中心に、サハラ砂漠、エチオピア、メッカなどどの世界各地の聖地と、そこを訪れるひとを撮ったもの。野町さんの写真は、ユーラシア旅行社の旅の情報誌でも毎号拝見していたが、約150点を間近にみるのは迫力が違う。けさのNHKニュースでも紹介さていたが、撮影を特別に許可されたというメッカのカーバ神殿を取り囲む100万人の礼拝は圧巻。

とはいえ、私が好きだったのは、イランの学生たちや、沐浴にやってくる家族など、何気ない生活ぶりがわかるひとこま。
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こ東京都写真美術館のある恵比寿ガーデンプレイスには、大きな犬を連れて散歩にやってくるひとをよく見かける。
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いつもここのアプローチを撮るんだけど、なかなか気に入った写真にならない。
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by sustena | 2009-04-18 22:23 | Art/Museum | Comments(6)
Commented by esiko1837 at 2009-04-19 11:04
こんなにかっこいい写真が撮れてるのに、気に入らないなんて・・・すんばらしいと思います。
東京には、写真美術館なるものがあるんですね。
いつか行ってみたいものです。
Commented by sustena at 2009-04-19 14:44
このチェスみたいな模様がもっと生きないかなぁとか、いろいろ思うわけですよ・・・。上は犬が遠くにいっちゃったし。
Commented by nuts-co at 2009-04-19 15:32 x
ほんとうにかっこいい。「犬が遠くにいっちゃった」っていうようなこと、よくありますよね。ああ、素敵なチャンスを取り損なった、って思うようなこと。時よ、止まれ、って思うこと。
Commented by sustena at 2009-04-19 16:29
ここは光の加減がいつも魅力的です。ぜひどうぞ。そうそ、やなぎみわの券はASAの抽選であたったの。ラッキー♪
Commented at 2009-04-19 16:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sustena at 2009-04-20 21:19
Pくん、私はやなぎみわは初期のエレベーターガールシリーズなんかも好きです。


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