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2009年 04月 07日

筬島孝一写真展「記憶の中の今」

新宿NIKONサロンで、筬島孝一写真展「記憶の中の今」を見た。
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筬島(おさじま、と読む)さんは、1954年大分県竹田市生まれ。このところずっと、「裏庭考現学」をテーマに個展を開いてきた。
この展覧会も、故郷大分の農家などの裏庭をモノクロで撮ったもの。洗濯機や汚れた発泡スチロール、タライやホースなどが、無秩序に置いてある。洗濯物が干してあって、あちこちにプラスチックの袋がぶら下がっていたり、もう使わなくなった椅子やテーブル、荷物が積み重なっているところにネコがちょこんとのっていたりする。
どこにもある同じような、かつて活躍したものたちが置き去りにされた裏庭。記憶の集積されたタイムカプセルのような場所。それを一定の角度で見下ろしている。そこに住んでいるひとが映った写真もあるけれど、人の入ってないほうが、自分の家の庭でもあるように思えて好きだったな。

モノクロフィルムをていねいに焼いていて、その階調の豊かさに、すごくなつかしい気持ちが増幅される。コダックのひとに、焼きを褒められたとか。

写真は駅に向かう途中にふと目についた壁。
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by sustena | 2009-04-07 14:22 | Art/Museum | Comments(4)
Commented by Lucian at 2009-04-08 20:42 x
モノクロは学生の頃から始めて何年かやっていましたが、デジタルの便利さを知ってからはもうフィルムに戻れなくなりました。デジタルのモノクロは代わりにならないものでしょうか。
Commented by sustena at 2009-04-09 00:15
もうほとんどデジタルに移行した人でも、モノクロで作品を撮るときは、フィルムだという方が多いですね。焼きがポイントなんでしょうか?
Commented by Lucian at 2009-04-09 16:24 x
モノクロフィルムはラチチュードが広く、露出がアバウトでも何とかなるし、プリントワークでも調整できます。確かに、コントラストの高い被写体でも白とびとか黒つぶれはあまりなかったですね。最終的には焼きで自由にコントロールできるということです。
Commented by sustena at 2009-04-10 00:35
焼いてヒュードロドロと出てくるところは魔法みたいなのかなぁと夢想します。いちど「科学」の付録についてきたことがあったけど、現像は失敗しました。悲しかったなぁ。


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