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2009年 03月 30日

12歳の文学

esikoさんご推奨の三船恭太郎クンの「ヘチマと僕と、そしてハヤ」を読んだ。小学生限定の第2回「12歳の文学賞」の大賞受賞作だ。

話の運びや緩急、人物の描写など舌を巻くほどうまい。ニュースでこの話を聞いたときには、いくらうまいとはいえ、12歳でしょ?とタカを括っていたのだけれど、いやはやあなどれない子どもたちである。
食わず嫌いのまま、先入観だけで判断しなくてよかった。esikoさん、ありがとう!!!

他の受賞作にも総じていえることは、会話がうそっぽくないこと。いまの子どもたちの呼吸だなぁと思う。

西原理恵子の選評がいい。

12歳の文学は私の30年前で、みんなキラキラしてなくて、さわやかな子供でなくて、うりうり ねとねと ちくちく ぐにゃくにゃ。私はちっともあのころに帰りたくありません。みんなの12歳がそんな感じの悪い12歳だったのでおばちゃんはとてもほっとしています。

私がかかわっているラジオで、小学5年生がラジオ番組をつくってくれたことがある。学校とコラボした授業での取り組みだったのだが、そこでラジオドラマをつくった班があった。その脚本を書いた子が、ドラマをつくるおもしろさに、発表が終わったあと大作を書き上げ、みんなが集まって5回シリーズぐらいの連続ドラマに仕上げてきた。そのときの脚本のうまさ、ストーリーテラーぶりにびっくりしたことを思い出した。

それともうひとつ。昔、私は、小手先だけで先生にウケそうな文章をまとめるイヤな小学生だった。それが、同級生の書いた読書感想文が実に素直に、しかも、その人ならではの読み方を伝えているのを読んですっかり恥ずかしくなったことがあるが、そんなこともまた、思い起こされた。

つくづく才能というのはあるものだなぁ・・・・・。
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by sustena | 2009-03-30 23:44 | 読んだ本のこと | Comments(5)
Commented by esiko1837 at 2009-03-31 19:21
読んでいただいて嬉しいです。
私は読書についてはミーハーなので、この三船君が話題になったときに直ぐ買って読もうとは思いましたが、作文に毛の生えたものだと思っていました。
ですが、読んでいるうちに、小学生が書いたことをすっかり忘れていました。
気負いしないで自然に書いているのに、グングン引き込まれてしまっていましたから、やはり彼は才能があるのでしょうね。
現在は一日4時間くらい書いていて、それが全然苦にならないそうですから、これは天賦の才なのだと思います。
nuts-coさん、読み終わったら是非よそに回してくださいね。
Commented by nuts-co at 2009-03-31 19:52 x
どうぞ読み終わったら、回してください。私が読み終わったらesikoさんに戻してもいいんですが。どうしましょう?
それはそうと、「現在は一日4時間くらい書いていて、それが全然苦にならない」ってことばに、大ショックを受けました。
Commented by sustena at 2009-03-31 21:48
三船くんの受賞して思ったことを綴ったものも、すごくうまくて、ビックリです。
nuts-coさんには書籍小包で(違う名称になっててビックリ)本日送りました。明日か明後日には着くと思います。
Commented by esiko1837 at 2009-04-01 06:17
nuts-co さん、ご迷惑じゃなかったら、ご近所かお友達に回してください。
岩手県人の誇りとして、一人でも多くの人に読んでもらいたいですから。
彼はこんなに文が書けるのだから作家希望かと思いきや、お医者さんになりたいのだそうです。
末は、森鴎外?北杜夫?渡辺淳一?
渡辺淳一にはなってほしくないような気がしますが、でもこれから希望が変わるかもしれませんから、わかりませんね。
Commented by sustena at 2009-04-03 00:06
esiko1837さん、岩手の誇りはいっぱいいますよね。わが故郷は、堀田善衛ぐらいだし。


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