いつもココロに?マーク

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2009年 03月 21日

佐倉の美術館・博物館

きのうは、仲間と「拡大朝サン(散歩)」と称して、千葉・佐倉に出かけた。
千葉ならお隣の県とはいえ、こちとら東京の西の方なので、ざっと2時間かかる。
第一のお目当ては、川村記念美術館へ。ここでは今、マーク・ロスコ「瞑想する絵画」展をやっている。

マーク・ロスコはロシア生まれのアメリカの作家。大きな画面が深い色で塗り重ねられ、ほの暗い光をたたえた、静かな空間に音楽がにじみだすような絵をかく人。

ロスコは自分だけの絵画空間を手に入れることを夢見ていたという。他の画家の作品を並べず、自分の作品だけで部屋の壁を構成することを条件に、フォーシーズンズのための作品をつくったものの、完成したその高級レストランの雰囲気が気に入らず契約を破棄。その後テート・ギャラリーのキュレーターと作品寄贈の交渉を進めるが、自殺してしまう。

今回は、そのフォーシーズンズのための「シーグラム壁画」30点中15点とそれ以降の晩年の作品13点
、テート・ギャラリーとの交渉の書簡が並ぶ。実に実にすばらしい展示だった。いつまでもあの部屋にいたかったなぁ・・・。。

バーネット・ニューマンの「アンナの光のある一室」にもうっとり。

ところで川村記念美術館は、色見本でDICの何番と指示したりするときにお世話になっている大日本インキ化学工業(現在DIC株式会社)グループが収集した美術品を公開するためにつくられた美術館。敷地が3万坪と広大で、園内には、山野草が咲く。ついたときは雨だったが、見終わった頃はやんでいて、昼食後歴博行きの無料バスが出るまで、しばし園内を散歩。今の季節、ハクモクレンと菜の花が満開。カタクリも咲いていた。

雨があがったばかり。白鳥も遠くにいました。
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菜の花は30万本あるんだって。
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ハクモクレンも見頃
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雨に濡れた野草。名前がわからない(T_T)
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カタクリが咲いていた。遠くからぱちり。
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午後は川村記念美術館から国立歴史民俗博物館へ。
ここでは「錦絵はいかにつくられたか」の特別展をやっている。去年富山で発見された歌川国芳、三代歌川豊国、歌川広重の錦絵の版木を展示してあるというので出かけたのだけれど、実のところ川村記念美術館でけっこう大満足していたので、ささーっとナナメ見。

輪郭線などの墨版だけでなく、色摺り用の版木も展示されていて、絵師が「血の色よろしく」なんて摺り師にむけて書いた文字も残っているとあって興味シンシンだったのだけれど、展示がガラス越しでちょっと見にくかったのは残念。

そのあと、本館をまわる。旧石器時代から、関東大震災頃まで、日本史の教科書に載っているものは、資料もくまなくぜーんぶ集めた、というような展示なんだけど、近世以前は大半が複製で、お金をかけて、こんなに複製を並べなくてもとトホホの気分だった。それが第4展示室からは、ガゼン、展示もおもしろく、充実度は段違いになるのだけれど、いかんせん、1時間に1本のバスの時間が迫っていたので、走って通りすぎただけだった。悲しい。

教訓。歴博では第4展示室から見るべし。
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朝の雨が嘘のような青空だった。
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色版の解説
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by sustena | 2009-03-21 14:43 | Art/Museum | Comments(4)
Commented by nuts-co at 2009-03-21 17:46 x
なんだ、なんだ、私の地元に近いところに来ていたんですねえ。会えたわけでもないし、そんなことがなんで嬉しいんだろう、って自分に聞いてみるんですけど、「わかんないけど、嬉しい」って(私が)言っております。
Commented by sustena at 2009-03-21 17:56
川村記念美術館に近いのは実にうらやましいなぁ。ロスコは行った?とってもよかった!
Commented by Lucian at 2009-03-21 20:30 x
雨に濡れた野草は、多分、雪割草の一種だと思います。
間違っていたらごめんなさい。
野鳥だったらもっと詳しいのですが。
Commented by sustena at 2009-03-21 23:51
雪割草を画像検索してみました。いろいろな種類があるのですね!当方、野鳥も花も樹も全然だめなので、ウラヤマシイ限りです。植物図鑑はけっこう分厚いのが家にあるのですが、現実のものを特定できないのです。・・・SIGH・・


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