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2009年 03月 15日

勝間和代『お金は銀行に預けるな』

c0155474_13564652.jpg仕事の必要性に迫られて、勝間和代さんの『お金は銀行に預けるな―金融リテラシーの基本と実践』(光文社新書 2007年11月刊)を読む。

勝間さんは、1968年生まれ、慶應義塾大学商学部を卒業し、当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。いま超売れっ子の経済評論家である。

この本のメッセージは明解である。年金不安、所得格差が進むなか、リスク商品を敬遠し、ただ銀行に預けているのは、「安全」ではなく、実は本来えられるべき収入を放棄し人生設計上のリスクを負っていることになる。

日本ではお金のことをウンヌンすることはけがらわしいとする風潮があって、正しい金融教育が行われてこなかったため、ちゃんとしたビジネスマンでも、金融の知識レベルが嘆かわしいほどに低い。

リスクをコントロールしながら投資する、すなわち、お金に働いてもらえば、日本のワークライフバランスだってもっと改善するはずである。自分で投資しないでお任せにしていると、かえって、自分の意図せざるところにお金が使われることになっていることにも気づくべきである。

将来の安心を買い、生活をよりよくするために、金融リテラシーを身につけ、自分のお金は自分でコントロールしよう。

そのために理解すべき大原則は次の5つ。

第1原則 分散投資 分散投資 分散投資
第2原則 年間リターンの目安として、10%とものすごく高い。5%で上出来。
第3原則 タダ飯はない
第4原則 投資にはコストと時間が必要
第5管理 管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない

ここで注意すべきは、素人がいきなり株や債券に手を出さないこと。個人が銘柄を選んで投資をしようとすると、多くの場合、プロが得をして個人が損をすること必定。

なのでまずは投資信託からスタートせよ。手数料はかかるけれど、自分で勉強するにしても、会社四季報などお金はかかる。初心者におすすめなのは、ノーロード(購入時に手数料がかからない)のTOPIXなどに連動したインデックス商品(アナリストやファンド・マネージャーの人件費がかからないので信託報酬が安い)。そして、日本と外国の株式のインデックスファンドと債権のインデックス・ファンドそれぞれ4分の1ずつ投資する。それが常道。

投資に回す金などないという人は、たとえば生命保険の見直しや、都会に住んでいるならクルマをもたないなどで月3万なり5万は捻出できる。こうして毎年5%ぐらいのリターンで複利で増えていくと、ほら、退職時には……。

1%にもならない利子に、あーあ、もうちっと才覚があったらねぇ・・と思うだけのワタクシ。芝居を見なきゃ、勝間さんのいう投資の金額はひねり出せるかもしれないけれど、やりたいことをやって老け込まない、というのもリッパな投資ではないか、と勝手に考えて、やっぱりこのままでいくんだろうなぁ。
写真は図書館からの帰り道。ずっと川に沿って歩いてみたとき、白い建物が水面に写っておもしろいカタチだったので。D40
c0155474_0133627.jpg

D40 。

by sustena | 2009-03-15 13:56 | 読んだ本のこと | Comments(4)
Commented by nuts-co at 2009-03-16 23:01 x
おもしろい、おもしろい。新種の白いウミウシかしらん。水の粘った動き、等高線みたいなモアレ模様。どこにも繋がっていない白の島があるのは、どうなっているんだろう。
と、経済の話しにはまったく反応できないのに、変なものは大好きという自分がよくわかりました。
Commented by sustena at 2009-03-16 23:14
このとき図書館から借りてきたのが『赤めだか』『レンズ(岩波写真文庫)』『日本語が亡びるとき』 『学力と階層-教育の綻びをどう修正するか』『現な像』でした。『赤めだか』はNuts-coさんのブログで読んで注文して、やっと番がまわってきたの。
Commented by esiko1837 at 2009-03-17 06:06
株式市場のニュースが始まるとTVでもラジオでも、消すか他に回すかしてしまいます。
自分で使ったものなら諦めがつきますが、使わないのに無くなってしまうのは金額の大小に関わらず面白くありません。
サステナさんのお金の使い方は、大の大の大正解だと思います。
このまま突っ走ってください!!
沿道で旗を持って応援したいくらいです。
Commented by sustena at 2009-03-17 22:12
esikoさん、私の両親は、一緒にくらしていたころはたいそうつましくて、無駄遣いということをほとんどといっていいくらいせず、母は家計簿をつけて1円があわないとよく悩んでいました。学資保険に入っていたのですが、やっと満期で受け取ったときはたしか20万円でした。なんだかなぁ、20年間かけ続けていたのにと、自分でお金を払っていたわけではないのに、なんだか、とてもムナシイ気持ちがしました。まぁ、ものの値段がおそろしく変わったから仕方がないんでしょうが。お金は使ってナンボ、生かさなきゃソンだと思うようになったのは、そんなこともちょっとは原因があるかも、なんて思ってます。


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