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2009年 01月 30日

未来をひらく福澤諭吉展

c0155474_003338.jpg東京国立博物館の表慶館で開催中の「未来をひらく 福澤諭吉展」の招待状をいただいたので出かけてきた。

今年は慶応義塾の創立150周年だというので、イベントが盛りだくさんで、その一環でもあるらしい。
それにしても東博で?? たしかに福澤諭吉は近代日本をリードしたひとだけど・・・。どの程度の規模の展覧会なのか、ちょこちょこっと、「西洋事情」「学問のススメ」の初版本や、福澤の書簡がある程度ではないか、とナメて出かけたら大違い。さすがに東博を舞台にして展示するだけあるのだった。びっくり。

もっとも私はミーハーなので、一番感動したのは、福沢諭吉がすこぶるハンサムだったことだ。彼は自分の肖像写真を撮るのが好きで、あの時代にしてはめずらしくたくさんの写真が残っているらしい。西洋に渡ったときのきりりとした横顔。福澤というと、お札の顔をついつい思い浮かべてしまうのだけれど、あの輪郭をぐーんと若くして、ジャニーズを古風にして、知性を800%アップする。イケメン諭吉の出来上がり。

展覧会の構成にもまたびっくり。(ちょっと気取ったコピーだね)

第1部 あゆみだす身体……「身体」をすべての基礎として考えた福澤の日常生活
第2部 かたりあう人間……男女観、家族観、社会の考え方
第3部 ふかめゆく智徳……教育活動
第4部 きりひらく実業……独立の基礎としての実業と、門下生の奮闘
第5部 わかちあう公・・・演説と時事新報のメディアについて
第6部 ひろげゆく世界……海外体験とアジアへの視点、国際社会を観る目
第7部 たしかめる共感……福澤門下生によるコレクション

おお!と思ったのは、第1部。福澤の「身体感」から出発していることだ。還暦をすぎても毎日居合抜を1000回以上おこない、その回数を記録していたこと。散歩にはどんなコースでどんな出で立ちだったのか。持ち物は・・?? 散歩用手袋や杖、眼鏡、煙草入れ、股引などで、すぐそこに華美に走らず、実際的な人となりの福澤が立っている気がするほどだった。その「独立自尊」の思想がリアルに迫ってくる。

福澤の門下生たちの「福澤山脈」もすごい。実業界のリーダーのそうそうたるメンバーで、彼らのコレクションも展示されていた。野々村仁清の茶碗の美しいこと!

日本に冠たる私学の伝統の厚みを感じさせられた展示でした。

表慶館の内部はすごく美しく、写真に撮りたかったのに禁止だった。残念。
なので、この写真はまったく関係ない、本館の常設展の浮世絵コーナーにあった、重要文化財の喜多川歌麿の浮世絵の一部。ネコに鏡を見せて、フッーとなってるところをパチリ。
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by sustena | 2009-01-30 00:00 | Art/Museum | Comments(0)


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