2009年 01月 05日

海野 和男展「蝶の道」

c0155474_15225252.jpgメキシコでワイコンのフタをなくしたので、リコーのサービスセンターに出向いた帰り道、銀座ニコンサロンで海野和男さんの「蝶の道」という写真展をやっていたので見る。

初日のためか、海野さんの人気のためか、いつもはがらんとしているこのギャラリーに7~8人ぐらいの入り。海野さんもいらしていた。「会場内の写真を撮ってもいいですか」、との質問に笑顔でどうぞと答え(しまった! コート一枚で飛び出して来たから、会社に置いてきてしまった!!)、一緒に写真に入ってほしいという中年女性の二人組の依頼には、なんと彼女たちが持っていたコンデジを持って、こちらに置くとセルフタイマーで写せますよと、海野さん自らがシャッターを押して、一緒にぱちり。わー、うらやましいなぁ。よほど、会社に駆け戻って、私も♪と言おうかなどと思ってしまった。なんたって、走れば3分しかかからないのだもの。

海野和男さんといえば、私もちょこっとだけ関わっているwebサイトで、「海野和男のデジタル昆虫記」のコーナーがあり、「小諸日記」を毎日更新なさっている。海野さんの代表作のひとつ『昆虫の擬態』など、息子がまだ小さい頃によく見たものだ。昆虫写真は、私は撮ることはできないけれど、見るのは好き。こんなにもいろんな色や形、生態、生き残り戦略があるのか、とただただ感心しちゃう。

この写真展は、蝶をテーマに1980年、林道に寝転がって沢沿いの林道をこちらに向かって飛んでくるモンキアゲハを撮ったものから、最新作まで約50点(全紙・46点、B1・4点)を紹介したもの。

北杜市の2匹のメスアカミドリシジミは広角でストロボをたいたもの(最近は広角+ストロボに凝っているんだそう)。沖縄の駐車場で、サンタンカの花に寄ってきたモンキアゲハの写真は、ストロボにトイレットペーパーをつけて急ごしらえのディフューザーにしたのだとか。写真についた3行程度の解説も楽しい。

それにしても、チョウの飛び方、止まり方! 頭で思い描くと通り一遍のチョウチョなのに、写真の躍動感ときたら。

特にゾクゾクきたのが、2004年のメキシコのオオカバマダラの乱舞だ。おお!
2006年のペルー・アマゾン、未舗装の路上で吸水している蝶の写真も忘れがたい。

同じく昆虫の写真を撮っているというカメラを持った男のひとが、思った色合いが出ないのだが、と海野さんに質問していた。海野さん自身は、デジカメの色合いはほとんどいじらないのだという。デジタルはフィルムより派手ですね。最近のNikonも、ビビッドに設定すると派手すぎるほどです。キヤノンは、風景モードにすると、ベルビアに近い色合いになりますねなどと、いくつかの作品を例にていねいに解説してくださっていた。

1月20日(火)まで。

by sustena | 2009-01-05 15:23 | Art/Museum | Comments(0)


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