2008年 12月 25日

エマニュエル・リヴァ展『HIROSHIMA 1958』

c0155474_14502416.jpg銀座のNikonサロンでエマニュエル・リヴァ展『HIROSHIMA 1958』を見た。
フランスの俳優・エマニュエル・リヴァが、アラン・レネの映画『ヒロシマ・モナムール』(邦題『24時間の情事』)に岡田英次とともに出演したとき、撮影の合間に撮った写真の数々。以前このニュースが新聞をにぎわしたことがあるので、ご記憶の向きも多いかもしれない。
撮影は1958年で、半世紀の節目に展覧会の運びとなったのだという。

6×6のモノクロの写真なのだけれど、高度成長前の広島の風景、路地、川岸、子どもたちなど、当時の空気とともによみがえったかのよう。

なんといっても構図にひかれた。女優だから撮られる側なのに、いつもカメラを覗いてどう切り取るか知っているひとみたい。画面の中の道や川の広がり方がタダモノではない、感性の鋭いひとなんだ~。

日本語も読めないだろうに、基町住宅より広島商工会議所方向を見た写真の中の、バラック同然の建物にある「古家解家 高価買ます」という小さな看板の効いていること! 井戸で水くみをする女の子の後ろ姿とそれを見守る母親とか、川沿いの風景、平和記念講演で草むしりをする人々の向こうに原爆ドームが見える写真。家のかげにいる山羊、手作りのブランコにのって川を眺める女の子…。

アラン・レネの写真もあった。うーん、ハンサム。エマニュエル・リヴァもとてもきれいで、こんな美しい人にカメラを向けられたら、撮られるほうがどきどきしちゃうなぁ。
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by sustena | 2008-12-25 15:04 | Art/Museum | Comments(2)
Commented by Cakeater at 2008-12-30 08:31 x
この記事読んで、飛び出しました。
残り時間3時間。
なんとか間にあいました。
写ってる子ども達のファッションがなつかしいです。おなじ年頃ですから。
みんな50代から60歳になりかけているんだろうなあとしみじみ眺めてきました。
帰りは、もちろんチョンマゲをつけたGX100で銀座から東京まで正方形スナップ(さすがモノクロームにはしませんでしたが)。暮の29日というのはすごい人手ですねえ。おとなりの韓国や中国の人も三分の一くらいは観光してたような。
来年もよろしくおねがいいたします。
Commented by sustena at 2009-01-04 23:00
当時といまを比べてみると、一番違うのは子どもの顔じゃないかなぁ。青ッ洟をたらした少年、みーんなオカッバだった女の子。Cakeaterさん、ちょっとばかりお兄さんだったのですね。


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